ラジオフェス優勝はベジータ様の「はじけてまざレディオ」

昨日1月28日、東京・下北沢駅前劇場にて「Munasawa King Live」シリーズの「ショートラジオフェスティバル2」が開催された。

「Munasawa King Live」はイベント会社スラッシュパイルとお笑いナタリーが送るお笑いライブシリーズで、来週30日（月）まで全部で10本のお笑いライブを実施。今回は出演者が作った10分ラジオを観客と楽しむ好評企画の第2弾がお目見えした。

司会は今回もマンボウやしろと山崎樹範の「SCHOOL OF LOCK!」校長＆教頭コンビ。オープニングでは「俳優だが『さんま御殿』ばかり出ている」山崎と、「芸人だがネタが1本もないのでタレント」と言い張る家城が息の合ったトークを繰り広げた。

最初のラジオは「ニッケルバック渡辺の好き好きラジオ」で、育毛マニアの早出がゲストに登場。その流暢すぎる育毛知識に会場からは終始笑いがこぼれていた。終了後ニッケルバックが登場すると「隠す隠さない」で早出と山崎の意見が対立するも、「発毛の難しさ知ってるんですよ！」という早出の迫力に山崎は負けてしまった。

鬼ヶ島・野田「世直し野田先生の野田ラジオ」では、「ネタを作らない、お金と女にだらしない」という和田を更正させるべく野田先生が説教。しかしあっという間に和田に言い返され、「ネタはおおかわらが作っている」「和田の彼女を狙う疑惑」「10年後輩に金を借りる」といった野田先生のだらしなさがさらけだされてしまった。バッファロー吾郎Aの「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」では、毒舌で有名な毒蝮が年寄りを相手に得意の毒舌三昧。しかしそこには人類を救うほど大きな毒蝮の心が壮大なストーリーで表現されていた。

また、掟ポルシェは奈良時代の歌人・大伴家持をパーソナリティに仕立てた「大伴家持のアイ・ハブ・ア・ホーム！」を展開。「家持ってるかーい」と軽快なMCで借家住まいの人々を完全否定するコーナーに観客も大爆笑となった。木村綾子は「木村綾子の今夜もclose to you」で太宰エピソード付き悩み相談を展開。真野恵里菜はせきしろが構成を手がけた「真野恵里菜のなんでもエリナんです！」で、ほかに類を見ない相談テクと渋い選曲を披露した。

そして、前回2位だったR藤本は今回も全宇宙の中でもここでしか聞くことのできない「ベジータ様のはじけてまざレディオ」をお届け。「あらすじと次回の見所」投稿コーナーでは、有名相撲取りの人生や童話がまさかのDBワールドに変身した。「DRAGONBALL EVOLUTION」の次回作を考えるコーナーでは、ベジータ様の鋭い視点が炸裂。さらに次回は「ナッパよけろーっ！」のコーナーがあるという予告に、終始大爆笑だった観客から最後は大きな拍手がわき起こった。

ニッポン放送でオールナイトニッポンモバイルなどを担当している青木潤による選考の結果、優勝はR藤本に決定。R藤本は前回審査員だった作家・寺坂直毅の計らいで、現在J-WAVE「星野源のラジペディア」でコーナーを展開しており、青木氏から「J-WAVEが終わったらぜひ」と声をかけられると、「すぐに終わらせてやる！」と強気発言するも、「よろしくお願いしてやろう」とやや態度を改めた。

「Munasawa King Live」では、本日29日にはエレキコミックやついMCの「音楽の鳴らない音楽会」、エレキコミック今立MCの「しゃべるマンガ」、「『お笑いナタリーライブ』～ネタとニュースをお届けします～」を開催。詳しくはスラッシュパイルのオフィシャルサイトで確認を。