昨日9月28日に東京・表参道GROUNDで行われたトークライブ「
約4カ月にわたってプロアマ問わず行われてきた新メンバーオーディション。この日、超新塾はおなじみのテーマソングを全員で口ずさみながら登場した。「メンバー候補の楽屋がすごく緊張してるけど、俺らも緊張してる」と4人は落ち着かない様子を見せたが、「ほんとにまだ決まってないんです。もしくはブー藤原が抜けるかも」などの冗談交じりのトークを繰り広げると、徐々に会場の空気もほぐれていった。
これまで超新塾をよく知る芸人たちが審査員となってきたが、最終審査員はコアが務めることに。2人は元暴走族にもかかわらず「申し合わせてないのに2人ともジャケット(笑)」とまじめな一面を見せ、「僕らでいいんですか?」と緊張した様子で審査員席に着いた。
最終審査に残ったのは、舞台活動もしている博報堂社員・村田秀樹、ベースも得意な大阪のバーテンダー・小嵐健太、オフィス北野所属ミュージシャン・イカルス渡辺、オリジナリティあふれる武器を作る職人・柴田漢央、超新塾のバンドサポートメンバー・高橋ヒロシ、後輩芸人で元ロマンチックセクシーの井上遊太、ワタナベエンタのイベントライブではおなじみのアメリカ人・アイク・ヌワラの7人。それぞれこれまでのオーディションで強い個性と超新塾への熱い思いをアピールし勝ち上がってきた面々だ。
ロックな格好を試される「ファッション審査」では、井上がTシャツに短パンというコーディネートを披露。超新塾とのノリで、行きの航空券と52円だけ持って沖縄に行っていたという井上は、沖縄でライブなどをしながらお金を稼ぎ、この日帰国したという。「そのロックな精神を見せたい」と沖縄での格好のまま登場したと説明した。また、柴田は左手に付けた鋭利なものを「ホワイトベアクロー」と紹介。「『キン肉マン』でおなじみのベアクローを、お子様や女性にも親しみやすく白熊仕様に」と大真面目に説明し、会場は爆笑となった。
台本を覚える能力と同時に絵心を確認する「記憶力&絵心審査」では、「ドラえもん」のスネオと「ONE PIECE」のチョッパーを描くことに。アイクはスネオがわからず、ドラえもんに似た謎のキャラクターを発表した。一方、ブーもイラストに挑戦したところ、「ONE PIECE」を読んでおらず、「ノーピース」と発言。これが観客の笑いを誘い「今年初めてウケました!」と9月末にして大喜びした。
「リズム感審査」は、即興ダンスを披露しながら頭につけた歩数計の数も競うという内容。7人はそれぞれ個性的な動きを見せつつ曲によってはみんなでコラボダンスをする場面も見られた。最後の「フリーアピール審査」では、各自ネタや手紙などを1分間で披露。小嵐は人生で初めて作ったというネタを披露し、柴田は超新塾1人1人にそれぞれのキャラクターを踏まえた武器をプレゼントするなど、思いの丈を存分に出し切った。
20分間の休憩の後、コアは「審査はすごくピリピリしていた」と楽屋の様子をトーク。イーグルも「こんなに頭をぐるぐる動かす20分はなかった」と相当頭を悩ませた様子だった。応募者約90人の中から選ばれたのは、終始真面目で爽やかな態度にもかかわらず、シュールなネタセンスを見せた小嵐。そして、日本のお笑いが大好きで、カタコトの日本語や黒人の容姿を活かしたボケも挟み込むアイクとなった。
超新塾は「誰が選ばれてもおかしくなかった」「落ちた人もこの先何か一緒にできたら」「超新塾に入りたいと言ってくれたことが嬉しい」「みなさんに感謝してます」と口々に感謝の気持ちを込めコメント。「2人は一旦研修生となるが、正式に今日から超新塾を名乗ることができます」と仲間入りを認め、「そこんとこヨロシク!」と6人でポーズを決めた。
2人は同会場にて10月25日(火)に開催される次回ライブに出演が決定。チケット詳細などは今後「ワタわら」オフィシャルサイトにて発表される予定だ。新たな1歩を踏み出した超新塾。お笑いにバンドに今後どのような進化を遂げるのか。期待して見守ろう。
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