あさこ姐もジャンプ!マセキ「真夏の笑フェス」53組の豪華ネタ競演
2011年7月30日 12:43
1 お笑いナタリー編集部
昨日7月29日、東京・上野恩賜公園水上音楽堂にて、マセキ芸能社のお笑いライブ「真夏の笑フェス2011」が開催され、4時間以上にわたって53組の芸人たちがネタを披露した。
前座ライブには、マセキライブ「フライングピンク」でしのぎを削っているメンバー11組が登場。ネタ後の全員集合トークではMCのあきげんが「華がないな~」「先生キャラ多くない?」とツッコむが、慣れない大会場での絡みにモジモジしているフレッシュな様が、開場と同時に集まったお笑いファンを沸かせた。
本編が始まると星野卓也と与座よしあきがMCとして登場。今年2011年にピン芸人となった与座は「帰ってきたよー!」と観客に声をかけ、ファンの声援に応えて「ざざざざ、ざざざざ、よーざー」とおなじみの挨拶をした。星野が観客にコール&レスポンスの練習をすると息はピッタリ。「真夏の笑フェス2千」(星野)、「11」(観客)、「スタート!」(与座)の大きな掛け声が響き渡った。
トップバッターはタオルにパンツ一丁のアントキの猪木。お決まりの「元気ですかー!」のかけ声と椅子を使った派手なパフォーマンスで会場は一気にヒートアップした。続いて「R-1ぐらんぷり2011」ファイナリストAMEMIYAが夏にピッタリの冷やし中華ソングを熱唱。観客に「1つになろう!」と呼びかけ、「冷やし中華~は~じ~めました~」の大合唱となった。エレキコミックは「キングオブコント2009」予選で物議を醸した強烈なウンコネタを披露した。
ライブ「ライジングオレンジ」に出ているマセキユースのコーナーには、最近賞レースで活躍中の青春ダーツやニッチェら6組が登場。3組が歌ネタを盛り込んでおり、中でもニッチェ江上の歌声には観客も大歓声で、メンバーたちは「今日は歌を望んでる感じなの?」とネタへの自信を失いかけていた。
Wコロンは、ねづっちがしっかりとおなじみ昭和風スーツを着込み、暑さをものともせず「整いました!」と名台詞。THE GEESEの驚きの展開とアップテンポなダンスでは会場が大きく沸いた。マギー審司はちょうどこの日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。「みなさん見ました?」と声をかけ、「これがその時やったネタです」「冷めた目で見られました」などの裏話を交えたマジックを披露した。
徐々に日も暮れだした後半は、セミ鳴き声もものともしない実力派芸人たちが次々とお目見え。カトリーヌことカトゥー直也の2丁目ネタ、安田大サーカスのベタベタ漫才、もっぷんの木村拓哉モノマネ、ななめ45°の“Jr.コンサート”コントなど、あらゆるジャンルのネタのオンパレードとなった。狩野英孝のネタ中にはコウモリが飛び回るハプニングも。そして「41歳の全力」「ギリギリのボディ」「3分間の我慢です!」と飛び出してきたいとうあさこの姿には、会場全員が割れんばかりの大拍手。爆笑と手拍子の3分間で最も熱い夏のワンシーンを作り上げた。
ラストスパートはハマカーン、キングオブコメデイ、トリのナイツが人気ネタをキッチリ見せ、会場も大満足の様子。トリ前には、「お台場合衆国2011」で“47日間チャリティハグ企画”に挑戦中のトミドコロが滑り込み、声が枯れてネタができない場面も。しかしそれも逆手にとったキレツッコミや観客とのクロストークでアットホームな空気に包まれた。
終演後は雨が降る中、マセキ芸人たちが東日本大震災の募金を呼びかけ。写真や握手にも応じながら、来場と募金に対する感謝の言葉を1人1人と交わしていた。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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