番組対抗トーナメントで笑い飯VSシモタ、6月は金属バットがさや香に勝利

ABCテレビの若手ディレクターが手がける15分番組「ちょいバラトーナメント」で先月6月より、6番組がグランプリを目指すトーナメント戦が展開中。今月7月の放送回はそのファーストラウンドBブロックで、笑い飯の「笑いのメシア」と、先日新コンビを結成したばかりのシモリュウ・シモタがメインの「絶品の孤島メシ」が競う。

「笑いのメシア」は、笑い飯が世の中の困っている人を勝手に救済しようと動き出す人助けバラエティ。最初のターゲットはギャロップ林。「THE SECOND」（フジテレビ系）初代王者となり活躍している林だが、笑い飯は「個性がない」「イジりしろがない」と言い、林にキャラをつけるべく、かぶりものや小道具で味付けしていくのだが……。

「絶品の孤島メシ」はシモタが番組ディレクターと2人で国内の“孤島”を訪れ、自力で集めた食材を使って地元の人に“絶品メシ”を作ってもらうという内容。シモタはこのたび沖縄県粟国島を訪れ、島の人から果物や野菜などをもらってはギャグを繰り返す。自宅の庭でとれたパパイヤをその家の女性にプレゼントしてもらい、シモタはお礼に一発ギャグを披露するのだが……。「そりゃあ、いかんね」と女性に言わしめたシモタ渾身のギャグとは。

2つの番組はそれぞれ4回にわたって放送され、勝ち上がった番組がファイナルラウンドへ進出。最終的にグランプリに選ばれた1番組がスペシャル番組として放送される。先月6月放送回（ファーストラウンドAブロック）は、さや香の「石井ダンサーズのパーフェクトワールド」と金属バットの「金属バットのダミ声ドキュメンタリーガラガラGO」が対決し、視聴者投票の結果、金属バットが勝利した。

笑い飯 コメント

──この番組が決まったときの感想は？

哲夫：ABCさんの深夜枠ということで、「お叱りください！」という番組が決まったときと同じうれしさがありましたよね。

西田：10年以上前やん！

哲夫：我々とか麒麟とか千鳥とかとやらせてもらってね。

西田：20年以上前やん！ もう覚えてないわ。

哲夫：え、そうですか？ 黒人さんの牧師さんがヘンな結婚式をやってとかね。

西田：あったけど……花嫁が犬とか（笑）。あれが決まったときも覚えてないわ。

哲夫：20年ぶりくらいですよね、深夜で変なことさせてもらえるのは。

西田：変なことって言うか、今回は人助け的なことしたいなって思ってるんで。

──ライバル番組と競い合うトーナメント方式ですが？

哲夫：コウテイだったシモタですよね、どっちかが優位になってってことですよね、それを視聴者が投票ってことですよね。「お叱りください！」っていう番組も結構視聴者からご意見いただいて……。

西田：覚えてないねん、二十何年も前やから！

哲夫：「お叱りください！」のときは変なことをするんで、プロデューサーに呼ばれて怒られるみたいなことあったんですけど、そういうふうにならないように。怒られるんやったらシモタのほうが怒られたらええやんって思ってますけどね。

西田：毎回、九条（シモタの元相方）出そか（笑）。

哲夫：シモタは1人で、我々は2人でやりますんで、そのへんは2倍ほど投票いただけたらと思います。

「笑いのメシア」大迫浩幹ディレクター コメント

意外とレアな笑い飯のロケ番組です。圧巻のワードセンスに、ゲストの人選。笑い飯が面白がるところを視聴者のみなさんも一緒になって面白がってもらえたらと思います。

シモリュウ・シモタ コメント

──トーナメント方式ということはいつ知りましたか？

今（ロケ出発の直前）、初めて聞きました。ある程度伝えておくもんなんですよ……で、芸人が内容をわかったうえでリアクションをするんですけど、バカだからABCの関係者は！ 突然でしょ？ よくないよ！

──番組が決まったと聞いたときの感想は？

それはうれしいですよ！ 今年のはじめにピン芸人になって、仕事どうなるんやろうと思ってるところに、こんな仕事もらえて、ぜひ、なんでもやります、ありがとうございます！って言ったんです。でも、その「なんでもやります」の範囲外の仕事になりそうです（笑）。

──ライバル番組がありますが？

ライバル番組が笑い飯さん!?……ロケ番組ということで、やっぱり体張らないといけないと思うんで、マムシなら4発噛まれます（笑）。任せてください！ 瀕死の人間、見せます（笑）。そんなくらいの意気込みで！

──視聴者へのメッセージをお願いします！

そこは……なんとか……自分の気持ちを押し殺して、ワシに投票してほしい（笑）。勝ちたいもん、だって！ どんなに笑い飯さんの番組が面白くても、自分の気持ちを押し殺してワシに投票してほしい！ あっちは番組いっぱい持ってんだから！（笑）

「絶品の孤島メシ」竹村聖葉ディレクター コメント

絶海の孤島で2人きり＆行き当たりばったりロケでしたが、シモタさんと島人との相性が抜群で、とても楽しい2人旅になりました。破天荒以外のシモタさんの貴重な一面を是非ご覧ください！