「俗の細道」はストイックでストロング、空気階段＆ビスブラが次回公演に向けて褒め合う

本日2月1日、空気階段とビスケットブラザーズのツーマンライブ「俗の細道」の取材会が都内で行われた。

2020年2月より不定期で開催されてきた「俗の細道」。今回は2月10日（金）に大阪・COOL JAPAN OSAKA TTホール、2月24日（金）に東京・よみうり大手町ホールで実施される。

取材会では、同ライブを立ち上げたきっかけを聞かれ、ビスブラ原田が「そもそも東の空気階段、西のビスケットブラザーズみたいなことを言われていたんです」と切り出す。ほかの3人が「言われてたっけ？」と首をかしげる中、原田は「2019年に僕らと空気階段が『キングオブコント』の決勝にいったときに、こういうライブをやりたいと思ってました。それでマンゲキの6周年記者会見のときに、かたまりに『やってみる？』と声をかけたら、そこからが速すぎて、次の日には開催が決定していました」と経緯を説明した。

お互いの魅力について、空気階段・鈴木もぐらは「ビスブラさんは頭からつま先まで笑えるコントを作っている。あとはフォルムですね。人間って丸いものが好きなんですよ。パチンコも玉、釘、ハンドルなど全部が丸で作られてるんです。ビスブラさんの丸さにハマっちゃいました」とコメント。また、かたまりは「ビスブラさんはお笑いをやる上でのフィジカルがめちゃめちゃ強いけど、ものすごく繊細な部分もある。個人の能力も高い。サッカーでいうとレアル・マドリードです」と述べ、きんは「2人レアル!?」と戸惑っていたが、原田は「フォワードのみのな」とすぐに受け入れてみせた。

ビスブラきんは空気階段を初めて見たときのことを「∞ホールで面白い人がいるという噂は聞いていたんですが、実際に見たときは『う……う……うわーーー！』と思いました」と回想し、原田から「風俗のエピソードやん」とツッコミが。そんな原田は「僕らが下ネタやグロいネタをやると見てられないことになるんですが、空気階段はどんだけ汚れてもプリンセス。品がある。ションベンで育てた花がめっちゃきれいみたいな感じですね」と空気階段の魅力を分析した。

次回の公演について、きんは「こんなストイックでストロングなライブなんだということを体感してほしい」「『キングオブコント』で優勝してからは、1回のライブで何本もコントする舞台はここが最初。どう成長しているか自分でも楽しみです」と話す。もぐらも「テレビには制限がありますが、ライブだったら制限なくできますから」と意気込むが、原田からは「申し訳ないけど、おかんが観にくんねん」と最低限の気遣いを要請。もぐらは「お母さんがいることでネタは制限されるかもしれないですけど、パワーは増大すると思います！」と前向きに捉え、きんから「おかんが観に来てパワー増大すんの!? かわいすぎるやろ！」とツッコまれた。

「仕事における今後の目標は？」という質問が飛ぶと、かたまりは「流行語大賞を狙いたい。狙って獲った人はあまりいないと思います。一度、賞レースで優勝しているので、なんとなく戦い方はわかってる」と語り、きんは「流行語大賞を賞レースと捉えてるんや」と苦笑い。一方、原田は「『ごっつええ感じ』のときのようなムーブメントを起こしたい。ニッポンの社長やロングコートダディさんとか（猛者が）たくさんいるので、スポンサーを集めてコント番組をYouTubeでやるとか、巨大な試みを協力してできれば」と夢を語っていた。