板尾創路が神父に、信仰心や神の存在を題材にした舞台「聖なる怪物」

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3月10日(金)から3月19日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場で上演される舞台「聖なる怪物」に板尾創路が出演する。

「聖なる怪物」メインビジュアル

「聖なる怪物」メインビジュアル

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映画監督の甲斐さやかが作・演出を手がけるオリジナル作品「聖なる怪物」は、信仰心や神の存在を題材にした物語。教誨のために刑務所を訪れた山川神父を板尾創路、自身のことを神と呼ぶ死刑囚・町月を松田凌、娘が行方不明になったことを神父に相談する敬虔な信者・真知子を石田ひかりが演じる。

板尾創路コメント

板尾創路

板尾創路[拡大]

「そういえば、舞台やってないな」と思っていたときにオファーをいただき、うれしかったです。なんだかんだ言って舞台は大変ですが、やり甲斐と達成感が一番あり、役者として成長することができます。観に来て良かったと思っていただけるよう全力でがんばります。

甲斐さやかコメント

甲斐さやか

甲斐さやか[拡大]

「聖なる怪物」は、目に見えないけれど確実に存在する不気味な影を踏んでしまう物語です。登場するのは、孤独を抱えた普通の人たち。教会を訪れた彼らは、不安を吐露します。行方不明、警察の訪問、話題の死刑囚、家族の責任……彼らが問題に名前をつけて解決しようとすればするほど、なぜか、その人の人生が崩れそうになります。そして、目に見えた通りのものや人など、ほとんど存在しないということが、詳かになっていくのです。彼らと同じく、誰もが後ろめたさや、不安を内包して生きているのだと思います。綻びに目を向けない限りは、問題の本質を見つめることもなく、なあなあに過ぎていけるのかもしれません。でも、もう1つの現実は消えることはなく、今もなお、すぐ横に存在しているのです。「安心・安全」のような楽天的な言葉が現実を見ないための呪いでしかないことも、3.11を経験した私たちは知っています。それでもつい、事なかれ主義の日本人は、また同じ呪いを唱えてしまうのです。大きな破綻の境界に立っていると、頭の隅ではわかっているのに。「ここでないどこか」を探す人たちに、私はいつも惹きつけられて、さまざまな形で描いてきたのだと思います。破綻の後、登場人物達にどんな新しい道が開かれて、どんな予兆が見えるのでしょうか。予想外の曲がり角と、人間の奥底に横たわる怖いものを、五感で楽しんでいただけたらと思います。

松田凌コメント

松田凌

松田凌[拡大]

今作のお話をいただいたとき「何か」に吸い込まれるように、やりたいと思ったのを覚えています。それから出演を懇願しまして、誠に有り難く実現しました。板の上でいかなるものを体現していけるのか、全く想像がつきません。この身と心をもって尽力し、皆様と共に探していきたいと思います。その「何か」を。

石田ひかりコメント

石田ひかり

石田ひかり[拡大]

あるひとつの舞台を終えて間もなくこちらのお話をいただき、一瞬どうしようと思ったのですが、主演が大ファンの板尾さんだと聞いて、絶対にご一緒したいと思い決意しました。幼稚園の先生のような柔らかな印象の甲斐さんが書かれたとは思えない鋭さとスピード感のある戯曲は、読めば読むほど「これ面白いやつじゃん!!」と、早くも猛烈にやり甲斐感じています。少人数での芝居は緊張感があり楽しいです。皆様どうぞご期待ください。稽古がんばります。

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聖なる怪物

日程:2023年3月10日(金)~3月19日(日)
会場:東京・新国立劇場 小劇場
<出演者>
板尾創路 / 松田凌 / 石田ひかり ほか

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