謎のポルターガイスト現象、吉本新喜劇・東野班新作本日上演

本日5月13日に、新宿・ルミネtheよしもとにて吉本新喜劇・東野幸治班新作「ポルターガイストの正体」が上演された。

舞台は大山英雄と森三中・村上演じる夫婦が営む居酒屋。金曜の夜にもかかわらず、店内にはサラリーマン風のジャングルポケット武山と太田の2人だけしか来ていない。しかもこの2人は飲食が目的ではなく、この店で起きるポルターガイスト現象を確かめに来たという。

実はこの店は、その噂のせいで閑古鳥が鳴いている状態。椿鬼奴演じる大家は困った大山夫妻を見かねて、霊媒師の森三中・黒沢を連れて店にやってくる。黒沢の呪術によって霊を見ることができるようになった大山夫妻。そこには服が焼け焦げ、髪の毛がチリチリになった3人の男性と1人の女性、東野幸治、山崎邦正、藤井隆、森三中・大島の霊が実際に目の前にいるのだった。

大島以外の男性は同じ会社の同僚で、自動車事故で死亡してしまったと説明。大山夫妻は「未練があるから成仏できないのでは」と尋ねるが、4人はそれぞれの理由からまったく未練がないことをアピールする。そこに一緒に事故にあったもう1人の霊である三瓶が登場。三瓶は同じ会社で付き合っていた彼女・山田花子に未練があり、居酒屋の向かいに住んでいる彼女を見続けているというのだ。

そうこうするうちに花子が酔っ払って帰宅するが、ジャングルポケット斉藤演じる同じ会社の男性も一緒だったことが判明すると、失意の三瓶は悲しみのあまり店内で暴れる始末。しかし翌日花子が店に慌てて駆け込んでくる。果たして花子の身に何があったのか……。

劇中は東野、山崎、藤井、大島が大山相手にボケまくり。鬼奴と黒沢がそれぞれ得意のネタを盛り込む場面では、観客も大喜びの様子だった。後半にはオモロー山下がいじられ、レイザーラモンRGが自由にネタを披露するなど会場は爆笑の連続となった。

次回上演は6月10日（金）の予定。三瓶の恋心の行方はどうなるのか、さらに彼らの事故の真相とは。笑いはもちろん新喜劇ならではの“驚愕の展開”“感動”“ガラの悪い人”もたっぷり入ったこの舞台をぜひ一度生で観てみよう。