「LIVE STAND」取材会、ニューヨーク嶋佐がボケそうでボケない

昨日7月20日に「LIVE STAND 22-23」東京公演の出演者である見取り図、ニューヨーク、おいでやす小田、マヂカルラブリー、ネルソンズ、ZAZYの合同取材会が東京・吉本興業東京本部で行われ、それぞれが意気込みを語った。

彼らは「LIVE STAND」を盛り上げるPR隊「ライブスタンジャー」（博多華丸・大吉、中川家、海原やすよ ともこ、タカアンドトシ、千鳥、かまいたち）の次世代候補としてこの場に登場。10年前の「LIVE STAND」には出られなかった、あるいは一番小さいステージへの出演だったことを振り返りつつ、今回の「LIVE STAND」で成し遂げたい目標を掲げた。各回答は本文の下に記載している。

この先、次の10年でどうなっていたいか問われると、ネルソンズ和田まんじゅうは「MCしたい。VTR観て、気の利いた一言を言いたい」と意外な回答。見取り図リリーは「僕は、相方とセンターマイクさえあればいい」と言い放ち、相方・盛山を「カッコええなあ。俺らが一番ダサいわ！ ボケっぽくてなんかガチやし（笑）」と困惑させる。それと対照的に答えるのはニューヨーク嶋佐。「僕はけっこう副業とかに興味があって」と切り出し、「今は何か考えてるの？」と聞かれると「チュロス屋さん。原宿とかでやったら絶対流行ると思う」と展望を明かした。一方、屋敷は「今のライブスタンジャーさんくらいの給料で、稼働が半分」と誰もがうらやむ大胆な願いを告白。野田クリスタルは、「スーパーマッチョ」「無敵マン」「足が速くなりたい」と無邪気に答えた。

改めて、今回の会場となる千葉・幕張メッセのような大きなステージに立つことについて、ZAZYは「いつも会場の大きさに合せてZAZYに見慣れていただく時間を取っているんですが、一番大きなステージだと持ち時間全部見慣れていただく時間で終わってしまう」と心配。和田は「以前、渋谷公会堂であったイベントで僕らだけ『キャー』がなかった。今回は『キャー』が欲しい」と切望した。嶋佐は「お祭り、フェスなんでね。その感じを楽しみたい。大変な時期ですけど、お祭り、フェスを楽しんでいただきたい。お祭り的なのは最近なかったので、楽しみたい」と同じようなことを繰り返すばかりで、おいでやす小田に「ずっとボケそうでボケへんなあ（笑）」とツッコまれる。野田は「一番でっかいステージでスベっとこうかなと。『俺はスベる芸人なんだ』と、もう1回エンジンかけたい。お客さんを座らせたいです」と気を引き締めた。

各質問ごとに悩んでしまうおいでやす小田は、毎回「じゃ、飛ばしましょ」とイジられ「ああー!!」と元気に絶叫。最後に「この中でこの芸人には負けない」というアピールを求められ、嶋佐が筋肉で野田に対抗心を見せる一幕も。今のところは及ばずだったが、野田は「俺を超えろ！ お前なら超えられる」と激励した。野田から「総合的に勝っている気がする」と名指しされたネルソンズ岸もその流れで脱ぐよう促されるが、「ダメダメ。タトゥー入ってるから」とお決まりの返しで笑いを誘う。値段を聞かれると「入れるのは2万5000円。消すのは25万です」としっかり情報を伝えた。「R-1グランプリ」での野田の審査に不満があるというZAZYも、なぜか裸を見せることに。痩せても太ってもいないその肉体を、野田は「素材はいい！」とポテンシャルを認めていた。

「LIVE STAND 22-23」東京公演は8月19日（金）から3日間、千葉・幕張メッセ 国際展示場9～11ホールで開催。

「LIVE STAND 22-23」東京公演への意気込み

ネルソンズ「夢のLIVE STAND!!」

和田まんじゅう：今回の「LIVE STAND」で爪あと残して、売れたいと思います。
岸：NSC生のときにチケットを買わされて……。
青山フォール勝ち：いや半額で買わせてもらって。
岸：観に行って、めちゃくちゃ盛り上がっていて。そこに自分たちが立てるのはめちゃくちゃうれしい。
和田まんじゅう：僕は観に行ってないです。帰りの電車で、向いに座っているおばあちゃんがお笑い好きで、（チケットを）あげました。
青山フォール勝ち：お客さんとして観ていたライブの、今回一番デカいステージに出させてもらえるので、「夢のLIVE STAND」でがんばりたいと思います。

おいでやす小田「船橋まで届け！」

5000人キャパくらいのデカい会場で、ステージも3つあって。とにかくMAXでウワーって聞こえるように言おうと思う。幕張も飛び越えて船橋まで届くくらいの。（見取り図・盛山に「迷惑でしょ」と言われて）……（船橋まで届く）ぐらいのや言うてるやろ!!

見取り図「週1回のライブにします」

盛山：当時はbaseよしもとの一番下の若手として、ちっちゃいステージに出させていただいた。今回はメインになれるようにがんばりたい。
リリー：どいつもこいつも、弱そうなんで。
盛山：Breaking Downちゃうねん！
ニューヨークの2人：絶対最近観ただけ！
リリー：今回大成功させまして、規模は変えずに「週1回のライブにします」。

ニューヨーク「たくさんの人を笑顔に」

嶋佐：水だけいいですか？ ……これ一気してもいいですか？
（見取り図・盛山：どういうボケ？）
屋敷：Breaking Downでもないやつ（笑）。
嶋佐：お笑いブームみたいのが今また沸々ときているので、この勢いで、ボキャブラブーム超え。
屋敷：僕は「たくさんの人を笑顔にしたい」です。
（見取り図・盛山：足並み全然揃ってない！）
屋敷：俺らも1年目のときに観に行っていて。半額じゃなかった。定額だけど、買っても買わんでもいいみたいな。
（ネルソンズ和田まんじゅう：俺らのときは絶対だった。）
嶋佐：すごかった。お客さんめっちゃいて、めちゃくちゃ盛り上がっていたので、今年もそんなふうになればいいなと思います。
屋敷：あと、今年のNSC生がどういうルールなのか。

マヂカルラブリー・野田クリスタル「チャンピオンだ」

僕は10年前に出ていた。あの頃の僕と何が違うかと言ったら、「チャンピオンだ」。（意気込みではないと総ツッコミを受けて）10年前の楽屋は、先輩芸人の中に売れてない芸人がいてそわそわした。今回はもう、うろつこうが何しようがチャンピオン。

ZAZY「お笑いファンを全員ZAZYに」

前回のLIVE STANDのときは、まだZAZYはこの世に存在しなかった。赤井俊之だった。この10年でZAZYというのがここまで成長して、認知されたので、「お笑いファンを全員ZAZYに」。僕1人でZAZYを独占しすぎていた。ZAZYはみんなのものなので、LIVE STANDを機にZAZYに近づけていけたら。