エッセイ集「イルカも泳ぐわい。」(筑摩書房)を2020年に発売し、現在は「小説新潮」(新潮社)で連載を持つなど文筆業でも注目を集める加納。「文學界」への掲載は昨年2021年4月号の短編小説「ステンドグラス」以来2回目で、中編を発表するのは今作が初めてとなる。
「黄色いか黄色くないか」は劇場の裏側を描く作品。高校生の頃から芸人のライブに夢中になり、お笑いライブの制作会社に就職した秋村は日々劇場で、そこに立ち、時に通り過ぎていく芸人を見つめている。家族、友人、芸人がぶつかる「笑い」とその先にあるものとは。
Aマッソ加納 コメント
芸人をテーマにした小説がたくさんある中で、私にしか書けない話はないだろうかと数年考えてきました。恥ずかしいですが、今までで一番まっすぐな気持ちで書きました。お笑いを好きな方も、そうでない方も、「黙ってネタだけやっとけ」の過激派の方も、多くのみなさんに読んでいただけたらうれしいです。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
「今までで一番まっすぐな気持ちで」Aマッソ加納、初の中編小説は「芸人」がテーマ(コメントあり)
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