「第2回ムゲンダイチャンピオンシップ」優勝はゆにばーす！金玉うまく転がした

本日1月16日に東京・ヨシモト∞ホールで「第2回ムゲンダイチャンピオンシップ」が開催され、ネタバトルの結果、ゆにばーすが1位に輝いた。

半年に一度実施される「チャンピオンシップ」は看板芸人ムゲンダイレギュラー全組が出場する、いわば同劇場の頂上決戦。今回は、第1回優勝者のうるとらブギーズや12月末に行われた「ムゲンダイユースカップ」の結果によりレギュラーに昇格したシシガシラを含む19組が出場した。なお、都合によりスパイク、オズワルドの参加は見送りに。また、骨折して療養中のダイヤモンド野澤も参加せず、相方・小野によるエキシビションネタタイムが設けられた。

かたつむり、シシガシラ、大自然、ダンビラムーチョ、うるとらブギーズ、TEAM BANANA、THIS IS パン、ZAZY、コットン、男性ブランコ、ネルソンズ、レインボー、ダイタク、やさしいズ、ゆにばーす、サンシャイン、そいつどいつ、アイロンヘッド、蛙亭の順に4分ネタを繰り広げ、パンクブーブー佐藤らお笑い関係者の審査と観客による投票の結果、ゆにばーすが頂点に立った。2位以下の順位は下記の通り。ゆにばーすには劇場トップの座と賞金30万円、FANYチャンネル冠特番権、ヨシモト∞ホール1日支配人といった副賞が贈られる。

結果発表のあと、ゆにばーす川瀬は「こんなに納得いかない優勝は初めて。大丈夫？」と腑に落ちない様子。というのも、この日ゆにばーすが披露したのは、はらが得意とする“性”を題材にした漫才で、ネタ中には「金玉」というワードが軽快に、リズムよく何度も放たれる。しかし、審査員を務めたパンクブーブー佐藤は「正直圧勝だった。はらちゃんの金玉のイジり方が素晴らしかった。女の子が『金玉』って言うことが面白いというのに頼らずに、ネタとしてちゃんと金玉を転がしていた」とコメント。連発されるうまい表現に川瀬が「金玉使いやなあ」と感心する中、佐藤は「なぜM-1でこれを出さなかったのか」と述べ、2022年大会で見せてくれることを期待した。

川瀬が「（チャンピオンシップは）お祭りやし、これで勝てるわけないけど楽しくできたらいいな、くらいの感じでやったらえらい高い評価を受けてしまった」と話す一方、はらは「私は下ネタだと思っていないんですが、（下ネタ的な）ワードが入ってるだけで評価が低くなるようなネタで1位になったっていうのが本当にうれしい」と感無量の表情。男女の大人な駆け引きをリアルに演じたレインボーを引き合いに出し、「池田くんが『今日はシモ寄りがウケないかもしれない』と言っているの聞いて悔しくなって、だったら下ネタで取り返したいなと。池田くんの無念を晴らしたかったから、川瀬に『金玉でやろう』って言いました」とネタ選びについても頼もしく語った。

はらの次なる目標はABEMAの「シモネタGP優勝」。「M-1優勝」一択だった川瀬も一瞬考えたのち、「はらさんの人間性が浸透したほうがいいので、マジで狙いたい。M-1につながるはず」と真剣に捉え始める。一日支配人の副賞については、川瀬は「DMでやり取りしている20人を集めて大討論ライブ」や、ルームシェア仲間だった入間国際宣言らに単独ライブをやらせたいと話し、はらは「ぬまんづ原と原ライブ」「∞をジャックして下ネタライブ」といった案を明かした。

「第2回ムゲンダイチャンピオンシップ」順位

1位：ゆにばーす
2位：コットン
3位：男性ブランコ
4位：うるとらブギーズ
5位：THIS IS パン
6位：ネルソンズ
7位：シシガシラ
8位：サンシャイン
9位：やさしいズ
10位：蛙亭
11位：ZAZY
12位：そいつどいつ
13位：大自然
14位：ダイタク
15位：ダンビラムーチョ
16位：アイロンヘッド
17位：レインボー
18位：TEAM BANANA
19位：かたつむり