ドランク塚地「梅切らぬバカ」舞台挨拶で撮影回想「何も打ち合わせはしなかった」

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昨日11月14日、映画「梅切らぬバカ」の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、出演者のドランクドラゴン塚地と加賀まりこ、監督の和島香太郎が登壇した。

左からドランクドラゴン塚地、加賀まりこ、和島香太郎。

左からドランクドラゴン塚地、加賀まりこ、和島香太郎。

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「梅切らぬバカ」は、加賀まりこの54年ぶりの主演映画。占い業を営みながら古民家でひっそりと暮らす山田珠子(加賀)とグループホームに入居する自閉症の息子・忠男(塚地)の物語だ。

舞台挨拶で塚地は「(公開初日に劇場の)後ろのほうで観させてもらったのですが、会場が温かい雰囲気で、笑い声が上がってました。最後には涙ぐむ人もいらして……」とコメント。また「SNSでの感想をみると、自閉症の子供を持つお母さんがお子さんと一緒に観に行かれたみたいで、お子さんがじっくりとスクリーンを観ていたというコメントや映画を観たあとに知らない人同士でご飯を食べに行ったなどと書かれていたのでうれしい限りです」とネット上の反響についても述べた。

左からドランクドラゴン塚地、加賀まりこ。

左からドランクドラゴン塚地、加賀まりこ。[拡大]

塚地は加賀との共演シーンを「何も打ち合わせはしなかったんです。僕自身は日常生活のルーティンをしているだけで、加賀さんがすべてフォローしてくれました」と回想。また「(加賀は)おきれいで貫禄があるし、ラフな格好で現場に来られてもオーラがあるので加賀さんとわかるんですが、衣装を着たら、庶民的なお母さんになってその場に馴染んでいるんですよ。『あれ、近所の人が見学に来たのかな?』ぐらいでした」とオーラを消す技術に言及すると、加賀はすかさず「プロ、プロ(笑)」と返して場内の笑いを誘った。

最後はメッセージを求められた塚地が「1日1日の積み重ねが人生。人生の中には苦労もたくさんあるけれど、幸せもたくさんあるんだと教えてくれる映画だと思います。山田家の親子を温かく見守っていただけたらなと思います」と作品をアピール。続けて「もしよろしければ、観終わってよかったなと思われたら、SNSや口コミで勧めてもらったり、帰りの電車で独り言のように『梅切らぬバカ』よかったなあなんて言っていただいて、広報を担当してもらえたらうれしいです」と呼びかけ、加賀から「忠さん、そんなに押し付けちゃダメよ(笑)」とツッコまれていた。

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(c)2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト

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