ZAZY、「歌ネタ王」優勝「賛否両論集まればいい」いろんな人にネタ届ける

ZAZYが本日9月29日、「歌ネタ王決定戦2021 FINAL」で優勝。生放送終了後に行われたリモート記者会見で喜びを語った。

この「歌ネタ王決定戦」には2013年の第1回大会から挑戦してきたZAZY。「『獲れそうな大会ができたぞ』ってずっと挑んでたんですけど悔しい思いをしてきた。ファイナルで優勝できてうれしい」と率直な心境を述べ、「ユーミン（松任谷由実）さん、aikoさんといった著名人の方をはじめ、ZAZYのことを昔から面白いと言ってくださっていたみなさんに伝えたいです」と語った。

ZAZYはパソコンで操作するフリップをモニターに映し出し、その場で声を当てていく「デジタル紙芝居」を展開。1本目に「彼女の家族」、2本目に「オーディション」を披露した。この「デジタル紙芝居」は、やり始めてまだ数カ月とのこと。フリップをめくる際の自身によるミスがなくなるため「これから使いたいですねえ。回線のミスもあるけど、技術さんのせいにできますし（笑）」とおどけつつ、「まだまだいろんなことができると思うのでチャレンジしたい」と意欲を見せた。

審査員のかまいたち山内は「笑ってるけど、何が面白いかわからない。とにかく面白かった」とコメントし、1stステージでは最高点となる99点を付けた。これについて、ZAZYは「『面白いところはどこですか？』ってよく聞かれるんですが、僕もいまいちなんで面白いかがわかってないところがあって、共感してもらえてよかった」と理屈ではない魅力が伝わったのだろうと推測する。記者から「このネタで行こう！と思うポイントは？」と聞かれると、「自分が面白いと思ったら」とシンプルに回答した。

一方で、本番中に司会や審査員からイジられていたのが“歌”。「歌の出来は8点。ネタでカバーできたと思います」と振り返る。歌に関しては「ずっと下の上」で、「普段カラオケで歌うのはブルーハーツとか。感情に頼ったら下手でもよく聞こえる歌を歌います」と話して報道陣を笑わせた。

今後の目標を問われると、「これきっかけで、またZAZYに賛否両論集まればいいなと。わかんない人はずっと面白くないと思う。そういう人も含め、いろんな人にネタが届けばいいなと思います」。今回がラストとなった「歌ネタ王」には「終わっちゃうことは非常に残念ですけど、歌ネタに限らずいろんな賞レースができて滅んで、できて滅んで、お笑い界が盛り上がればいいなと思います」とコメントした。

本日20時よりMBSで生放送、Paraviで同時配信された「歌ネタ王決定戦2021 FINAL」決勝戦にはアイロンヘッド、きつね、ミクミクサイダー、ダブルヒガシ、メンバー、ホーリーオーギー、こがけん、ZAZYと、敗者復活戦を勝ち上がったラブレターズが出場。ZAZY、ダブルヒガシ、こがけんの3組が1stステージを通過し、2本目のネタでもっとも高い点数を獲得したZAZYが優勝賞金300万円と第9代「歌ネタ王」の称号を手にした。