「井上の可愛い部分が詰まってます」ノンスタ石田が語る主演舞台

3月30日から4月3日まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される舞台「スピリチュアルな1日」のチケット一般発売が明日2月19日よりスタートする。

この舞台で主演を務めるNON STYLE石田は、フリーのテレビディレクター役。心霊特集を撮影しようと“ワケあり物件”の格安マンションを訪れる。そこで石田は、あるはずのない怪しい人影、来るはずのない訪問者などに遭い、事態は思わぬ方向に転がっていくというホラーコメディだ。

昨年2010年は、自らが脚本・演出・主演を務めたコメディ舞台「Barアンラッキー」を5カ月連続で上演するなど、芝居に力をいれた石田。今回は「恋愛戯曲」以来2年ぶりとなる本格的な舞台で役者としてその実力を発揮する。

インタビューでは石田が舞台についての心境を語っているので、ファンはぜひチェックしてほしい。

NON STYLE石田インタビュー

──この芝居も、昨年石田さんが書かれた芝居「Barアンラッキー」にも“お化け”が出てきますね。

石田：そうなんですよ、ほんまに心霊ばっかり（笑）。普段もちょいちょいあるんですよ。M-1のネタもあるし、「パニックフェイス」もあるし、どんだけお化けと仕事すんねんと。

──共演者の俳優陣とはどのように過ごしていますか？

石田：人見知りしないようちゃんとスイッチ入れて、稽古場では明るい奴というのを演じるので、めっちゃ楽しい奴やと思われてます。芸人さん同士のほうが、面白いって思われたいので、めっちゃプレッシャー。俳優さんだとそれがないので、“楽しい兄さん”です。

──台本はもう読まれましたか？

石田：（1月中旬時点で）まだなんですけど、セリフめっちゃ多いって聞いてます。標準語やし。標準語たまに恥ずかしくなるんです、「何言うてんねん」と。

──同期のキングコング西野さんも現在ドラマに出演中ですね。

石田：むっちゃ演技の話しますよ。互いに出た舞台のDVDとか渡したりするんです。正月も一緒にライブやって、打ち上げで芝居の話したんですけど、あいつきっちりしてるんで、収録前には酒もあんまり飲まないんです。

──今回石田さんが演じる主人公のキャラクターは？

石田：（相方の）井上っぽいですね（笑）。人から良く思われたい、できる感じに見せようとするんだけど、全然できひんみたいな。だから井上見ながら役作りしようかと。

──その話は井上さんにされたんですか？

石田：いやいや言ってしまうと彼が意識し始めるんで、こっそり観察してます。あいつこの前の「NON COIN LIVE」でも2階席指さしながら「アリーナー！」って言うてましたよ。「イカ下足（ゲソ）」を「イカぶそく」と読むとかね。なかなか自然にはできないことなので難しいです。ある意味井上の可愛さが詰まってます。

──舞台が決まったときの井上さんの反応は？

石田：その場に僕はいなかったんですが、マネージャーに一言「なんとかならんか」って言ったそうです。「何を」かわかんないですけど（笑）。今回演出をされている板垣恭一さんのことが好きなんですって。

──芸人を始めた頃にドラマや芝居に出たいという願望はありましたか？

石田：僕は全然考えてなかったです。井上は「みんなのスーパーヒーローになりたい」って言ってました。今年は髪型の刈り込みもすごくなってきてます。今回ディレクター役ということなんですが、アシンメトリーな髪型はNGでした。

──見どころを教えてください。

石田：舞台では普段の漫才と違って僕がツッコミ役になってると思うんで、むっちゃ振り回されてると思います。困ってる顔がいっぱい見られるんじゃないかと。そのへんと標準語をぜひお楽しみに。

開催概要

日時：
2011年3月30日（水）19:00
2011年3月31日（木） 15:00 / 19:00
2011年4月1日（金） 19:00
2011年4月2日（土） 14:00 / 18:00
2011年4月3日（日）14:00 / 18:00
会場：東京・紀伊國屋サザンシアター
料金：6500円
チケット：ローソンチケット（Lコード：35990）、チケットぴあ（Pコード：410-093）、イープラスにて2月19日より一般発売