今年10月から毎月第2火曜深夜に放送中の「Aマッソの両A面」が開始2カ月という早さで初のイベント開催を実現。当初はリスナーを会場に迎える予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大状況などを踏まえて無観客生配信という形に切り替えて実施され、AマッソはTwitterハッシュタグ「#両A面」を付けた投稿を拾いながらリスナーとのリアルタイムでの交流を楽しんだ。
コントで幕開けしたこのイベントだが、加納は「ネタ見せみたいな空気」と何か言いたげ。その理由は「嘘みたいにランクの高い人」というMBS社員たちが現場を少しでも盛り上げようとやって来ているためだといい、「なんで(客席に)編成局長座らすねん」とスタッフ陣にツッコミを入れる。「もうちょっと笑ってもいいと思うけどな、最初のコント」とふてくされると、村上は「最初は絶対笑わんとってください、みたいな空気を出すからやん」とその原因が加納にあると主張。そんな賑やかなオープニングトークのあと、最初のコーナー「加納軍団VS村上軍団」が展開された。
このコーナーではお題に沿ったユニークなVTRをリスナーから募集。加納軍、村上軍、それぞれの軍勢にはアンガールズ田中、さらば青春の光・森田、あばれる君、ハナコ菊田というゲストの姿も。加納本人による回答と田中の回答が「うんこ」にまつわるエピソードで被ってしまうハプニングや、森田がとある風貌の男性と加納の目撃情報を明かす場面もある中、どちらのほうがよかったか、観客の代わりに着席したMBSスタッフたちが判定した。
また番組の人気コーナー「Aマッソクリニック」の出張版では、リスナーから届いた悩みに“無免許ドクター加納”と“ドジっ子ナース村上”の2人が真摯に回答。悩める患者たちに、村上は「平場の強さ」「ヴィレヴァンで一番狭い幅」などを処方していった。最後は番組内罰ゲームとして用意されていた「1カ月温めた大喜利の回答」を村上が披露することに。「スベったら引退」とあらかじめ宣言してしまっていたため、この「編成局長の前」が芸人として最後の舞台になるかもしれないという緊張感に包まれながら、ドラムロールに合わせて大喜利の答えが書いてあるフリップをオープンした。
会場のリアクションを受けて、加納は威勢よく「10年間ありがとうございました!」と挨拶。一言求められた村上は「いい芸人人生でした」と言葉を搾り出し、「地元帰ってきたら連絡ちょうだいな」と加納に別れを告げてステージをあとに。加納は「友達に戻りました! Aマッソ、楽しかったなー」と視線を遠くに送る。そのなんとも言えない表情が映し出されたまま配信は終了した。
この様子は12月11日(金)23:59までアーカイブ視聴できる。チケットは同日18時まで販売。なおこのあと26時から通常放送もある。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正し、お詫びいたします。
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Aマッソ村上「いい芸人人生でした」冠ラジオ無観客配信イベント、編成局長の前で散る (ナタリー) Aマッソの冠ラジオ番組「Aマッソの両A面」(MBSラジオ)発のイ https://t.co/iOQyY8z21J