10月29日(木)、「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)で誕生したシンガーソングライター・50PA(フィフピーエー)の生配信ライブが開催される。お笑いナタリーでは本番を間近に控えた50PAこと
50PAは、
2009年、ドッキリから生まれた音楽界の革命児・50TAは、「ロンドンハーツ」の音楽企画担当として10年にわたり番組を盛り上げてきたキャラクター。アルバムはオリコンランキング9位を記録し、千葉・幕張メッセでの5000人ライブを成功させるなど、番組史にその名を刻んでいる。そんな存在のライバルという大役を任された50PAは「50TAさんは本当に面白いので、正直、面白さで言ったら全然勝てていなかったのかなって思う。でも、僕にしか書けない歌詞やメロディはある。お笑いじゃなくてしっかり音楽で戦おうって思いました。まあ、そもそも音楽は争うべきものじゃないのかもしれない。50TAさん、いい人ですし」と今回の視聴者投票を制した心境を明かした。
歌詞へのこだわりは「嘘は書かない」。「漫才のネタ作りも僕は作詞だと思っていて。ツッコミにもメロディがある」と、自身が発表するどんな表現にも正直な気持ちを乗せている。加えて、今回の企画で曲作りをサポートしてくれたヒャダインの助言によって紡ぎ出す世界観に物語性が増した。「今までは『これを言ったら面白いだろうな』っていう思い付きで『換気扇回してー』とか、サビで『便座カバー』って言い続けるような歌を歌っていたんですが、ちゃんとストーリーを考えて作るようになった。だからライブではバラエティに富んだ種類の曲をお届けできると思います」と自信を覗かせる。
50TAにも引けを取らない派手な衣装には少し抵抗がある様子。「正直、めっちゃ恥ずかしいです!(笑) でも50TAさんは『カッコいいじゃん!』って言ってくれて。やっぱり本物は違うなと思いましたね」と50TAの生まれ持ったスター性に尊敬の念を抱く。相方のシュウペイが「僕も似合ってると思います。こういうキャラは昔からやってたし、面白いなーって思いながら見てます」と率直な意見を述べると「あ、そう?」と笑みをこぼした。
昨年の「M-1グランプリ」から約1年、怒涛の日々を駆け抜けてきたぺこぱ。喜ぶ暇もなく1つひとつの仕事に取り組んでいる。松陰寺は「M-1直後の自分に『来年、紫のピカピカの服着て歌ってるよ』って言っても絶対信じないと思います(笑)」と語り、シュウペイは「やっていることがほとんど初めてのこと。『あ、次こういうのやるんだ、やべえ!』みたいな。この企画もそうで、簡単には乗り越えられない企画」と大きなチャレンジに気を引き締めた。
先日のオンエアで明らかになった通り、生配信ライブではシュウペイも自身で初めて作詞、作曲に挑戦した「なんだっていいじゃん」を歌唱する。「巨大風船が膨らむ中、追い込まれながら作った奇跡の1曲(笑)。歌は得意ではないですが、けっこうノリノリな歌なので、みなさんの耳に残ればいいなって思います」とファンにメッセージを送った。そして50PAには「燃え尽きてほしい。1曲1曲、歌いながら泣くくらい気持ちを込めてやってほしい」と魂のパフォーマンスをリクエスト。「10曲以上歌いますからね。喉が持つかもわからない。酸欠でぶっ倒れたらどうしよう?」と不安げな50PAだったが、「(酸欠になったら)面白いよ」というシュウペイの言葉で「面白いか。なら悪くないだろう」と前向きに。無観客ではあるが、そこにファンがいるかのように自分たちが盛り上がっていくという2人のステージに期待しよう。
最後に一言求めると、50PAは「音符、歌詞、そのどれにも意味があるので、1つも取りこぼすことなく受け止めてほしい。どうもありがとう。フュー(口笛)」とキザっぽくコメント。スタッフ陣の反応を察知して「……アーティストモードのときに苦笑いするのやめてください(笑)」と素に戻っていた。
ライブは20時からTELASA、TVerで無料生配信。ライブの詳細、50PTと50TAの楽曲配信、50PAのグッズ、Twitterで展開されるプレゼントキャンペーンなどについては「ロンドンハーツ」のオフィシャルサイトで確認を。
「ロンドンハーツ」50PA生配信ライブ
日時:2020年10月29日(木)20:00~
配信サイト:TELASA / TVer
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