日本絵本賞受賞の田中光「楽しい笑いの出力方法にウキウキ」次回作は「猫がいるか、いないか」

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絵本「ぱんつさん」(ポプラ社)で「第25回日本絵本賞」を受賞した田中光が昨日9月4日、東京・ポプラ社で行われた贈呈式に出席した。

「第25回日本絵本賞」を受賞した田中光。

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「第25回日本絵本賞」の贈呈式の様子。

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田中は「『賞』ということが頭の片隅にもありませんでしたので、本当に驚き」と率直な心境を告白しつつ、「普段からネタを作るときに、この発想は漫才にしたほうが面白い、これはマンガ、などと考えています。その中に、絵本にしたほうが面白いなというアイデアもあり、いつか絵本を作れたらと思っていました。笑いを作りたいという創作欲だけがいつも先にありました。今はそれが自分の武器だと思っています」と芸人やマンガ家、絵本作家と、さまざまな活動を通じて得た収穫について語った。

サンドウィッチマンからのコメント映像が上映された場面。

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また「普段から『いかに説明をしないか、どれだけ引き算できるか』を意識していますが、漫才よりマンガより、絵本は思いきってそれらを削ることができました。野暮な説明はごっそり捨てて『なんか、いいよね』で、行ける。漫才、コント、ギャグマンガに続き、めちゃくちゃ楽しいお笑いの出力方法に出会えてウキウキしております」と絵本ならではの表現に手応え。そして「次はシンプルに『猫がいるか、いないか』だけで進んでいくもの」と次回作の構想を明かし、「ねこいる?(仮)」という試作をスライドで披露した。

祝福に駆けつけたまかろにステーション・ギャビン(右)。

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贈呈式ではサプライズとして事務所の先輩であるサンドウィッチマンからのコメント映像が上映される場面も。「何度も見ているんですが、大した本ではないと思うんです(笑)」と笑わせつつ、「芸人初の快挙ということで。(田中が)本の業界にこれからまたお世話になると思いますので、ぜひ評価していただきたい」と呼びかける。さらに「ぱんつさん」の英語翻訳を担当した後輩のまかろにステーション・ギャビンも会場に駆けつけ、田中に花束を渡して祝福した。

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