10月6日に放送作家の高須光聖が企画・脚本・監督を務めるDVD「ドキュメンタリーハイ」が発売される。
これは“1年の制作期間をかけてある人物に完全密着した映像”というフェイクドキュメンタリー。SM嬢・レイラの物語「レクイエムレイラ」、生まれながらにして鼻血が止まらない奇病に冒された青年を追った「HANAJI」、関東最大の暴走族チーム「北関東極楽連合」の総長引退をめぐるドキュメンタリーストーリー「暴走に懸けた青春」の3巻が同時発売される。ストーリーテラーとして登場するのは
映像には、
高須光聖監督インタビュー
──「ドキュメンタリーハイ」というタイトルはどのようにして決まったのですか?
高須:いや実は全然決まらなくて、最後までどうしようどうしようと(笑)。で、ランナーズハイみたいなだんだん楽しくなってくる感じから考えつきました。低温やけどのような状況を続けて、ある時ドンとやけどしてしまうようなことがしたかったんです。それもすべてドキュメンタリーの範囲内で笑いにしたくて、効果音とか付けずにあくまでドキュメンタリーの手法を使ってみたらどんなかな~と、自分でも実験しながらやってた感じなんです。
──世代や性別によって受ける印象が違う内容ではないでしょうか。
高須:そう、絶対違うと思う。もっと言うとお笑い好きの人の中でこれが好きな人、嫌いな人がハッキリ別れると思うんですよね。バラエティ作ってる人として僕のこと見てる人は、このDVD見たらビックリするやろね(笑)。「何してくれてんねん!」って思うやろなぁ。
──好きな場面はどこですか?
高須:「レクイエムレイラ」の最後に野見さん(野見隆明、「働くおっさん人形」などに出演)が出てくるとこはもう、ほんまにねぇ、何度観ても笑うんですよ。まぁ、単純に野見さんが好きなんですけどね(笑)。出演も1本だけの予定やったんですよ。でも撮影終わって「やっぱり野見さんすごいな~」ってなったので、他の2本は現場で「野見さんこんなんやってもらえます?」って(笑)。素晴らしいよね、野見さんてね。本当に今回は後半、野見パワー炸裂でしたよ(笑)。
──ストーリーテラーの板尾さんはいかがでしたか?
高須:ブログで言ったことあるんですが、“板尾ミステリアス”というのがすごく出てるんですよね~。捨てども捨てども出てくるんですよ(笑)。ヅラなんかは当日何パターンか持って行って、板尾さんが選んだんです。「しんぼる」を思わせるヅラでしょ? あれをちょっと後ろにずらしたんですよ、するとやっぱ面白いんです。あのスーツも妙にハマるし。板尾さんは、DVDを見て野見さんがやっぱ面白いって。あと「HANAJI」がいいって言ってたなぁ。へぇそうなんやぁと、SMみたいなんが好きかなと思ってたから、ちょっとビックリしました。
──次回作はすでに考えてますか?
高須:具体的なストーリーはないけど、ちゃんと台本があって、ちゃんとセリフがあって、ちゃんとした役者さんが出る作品を撮りたい(笑)。こういうことは一回頭から外して。もっと簡単に撮れるかと思ってたんですよ。僕がやりたいって言い出して構想もしっかり出来上がってたんですけど、思い通りにいかないこともあったり、ほんま大変でした。次は違うことがしたい(笑)。
──読者にメッセージをお願いします。
高須:後半にはテレビでは放送できないことが詰まってるんですが、ほんまはテレビの深夜でやりたいんですよ。その方が楽しめると思うので、そういう気持で見てもらえるともっと面白いと思います。
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