1983年に始まった「サントリー1万人の第九」は今年で37回を数える世界最大規模の合唱コンサート。世界的指揮者の佐渡裕が21度目となる総監督および指揮を務め、抽選で結成された6歳から93歳まで1万人からなる合唱団がベートーヴェンの「交響曲第9番」を歌唱した。
霜降り明星・粗品は第2部の「第九」演奏前に「よろこびのうた」(第九の原詩・シラー作「歓喜に寄せて」の日本語訳)を読み上げる朗読ゲストとして登場。「すべての人は兄弟になる」という「第九」に込められた人類愛のメッセージを会場に届けた。
終演後、芸人初の大役を務めた粗品は「僕は台無しにする可能性のある人間だけど、受け入れてくれた佐渡さんの懐の深さと英断に感謝している。佐渡さんのことを尊敬していて、佐渡さんの求めるレベルに達してないかと思っていたけど、実際にやってみたらその不安が吹っ飛ぶくらい気持ちよかった」とコメント。トークゲストとして参加したせいやは「今日は相方が夢を叶えた日。今日だけはまっすぐ小栗旬さんに見えた! 芸人じゃない一面が見られてカッコよかった」と粗品の勇姿を称えた。
佐渡は「令和という新しい時代を迎えて今回のゲストをリクエストしたが、霜降り明星は挑戦だった」と回想。「粗品さんはすごく努力してくれた。もしかしたら今までで一番『第九』の歌詞の意味が伝わったんじゃないかと思います」と満足そうに語った。
この日の模様は特別番組として12月21日(土)にMBS・TBS系列で放送される。
サントリー1万人の第九
MBS・TBS系 2019年12月21日(土)16:00~16:54
<出演者>
ゲスト:東儀秀樹 / 山崎まさよし / 松室政哉 / 池田美優 /
朗読ゲスト:霜降り明星・粗品
合唱団参加:朝日奈央 / レイチェル / 松浦景子 ほか
関連記事
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
粗品「僕は台無しにする可能性のある人間だけど、受け入れてくれた佐渡さんの懐の深さと英断に感謝している」/粗品「1万人の第九」で朗読、せいや「今日だけはまっすぐ小栗旬さんに見えた!」 - お笑いナタリー https://t.co/3lR4R7OIPf