特番「コントの日」(NHK総合)の取材会が本日10月7日に東京・NHK放送センターにて行われ、“日本コント協会”の
昨年11月に発足した日本コント協会によるお笑い特番の第2弾が来月11月4日(月・振休)、2時間にわたって放送される。令和元年、改めて「テレビ」の面白さにスポットを当てた番組オリジナルの新作コントを15本程度収録しているといい、たけしは「コントってサイクルがあって、どんなことがウケるかなっていうのがあるんだけど、今の時代はドタバタだけじゃなくて会話の中の笑い。今回はかなり味がある設定、会話になっていて、何回観ても含蓄のあるお笑いになっていると思う。期待してください」と手応えを語った。
劇団ひとりは全員揃いのスーツで収録した昨年と比較して「今回はトーク部分の衣装がおのおの個性があって、本当に誰一人、服が似合ってない。けっこうハイセンスな服らしいんですが、着こなせてない。そこを注目してください」と意外な部分をアピール。たけしも「俺にこれを着させるっていう、これがコントかと思った(笑)」と納得し、東京03豊本は「僕はこの衣装が掛けてあるのを見て、女性議員のコントやるのかな?って思いました」と衣装の特別さを強調してみせる。
東京03飯塚は「僕らはライブでコントをやっているんですが、テレビコントに憧れてこの世界に入ってきたので、年に1回こういう機会を与えていただいて本当にありがたい」と前回に引き続き参加できる喜びを噛み締め、「たけしさんに昔のコントの話を聞けることや、レクチャーをしていただくことはなかなかないし貴重」とトークパートでも多くの収穫があった様子。ロバート秋山も「普段やらないコントを経験できるので、こういうのでも笑いがとれるんだなと勉強になる。僕らのコントではだいたいチラシ持った奴がサークルに入ってきて、最後『無理』で終わるので。いろんなパターンを学んだ」と自身のレベルアップにもつながっていると話した。
ロッチ・コカドは「演技力のある芸人さんが多く、僕は演技が得意じゃないので足を引っ張らないようにしようと。みんなの演技がすごいからコントもそういう雰囲気になっていくんですよね。それも『コントの日』ならでは」とこの番組の独特な空気感を語る。続けて、ロッチのコントではやらないような長ゼリフに挑戦したという中岡が「このメンバーでコントすると自分なりに課題が見つかる。今回の課題は『ちゃんとセリフを覚える』です」と述べると、「初歩中の初歩だよ!(笑)」とツッコミが飛んだ。
チョコプラは今回が「コントの日」初参加で、松尾は「最近モノマネばっかりやっていたのですごくうれしい。1年間しっかりモノマネがんばってると、ご褒美があるんだなって。コント師の血がたぎる」とコメント。長田は「テレビコントっていうとキャラが強い、わかりやすいものが多い中、設定でしっかり笑かしに行くのは珍しいと思う」と「コントの日」の魅力を自らも感じた様子だった。その後ジャングルポケット斉藤の順番が回ってくると、なぜか俳優然とした佇まいで一切ボケない姿に報道陣から笑いが。斉藤は「すいません、面白くできなくて。笑いが苦手で。“(笑)”とか入れてください」と最後までその姿勢を崩さない。
記者からの投げかけでどぶろっくが優勝を飾った「キングオブコント2019」の話題になると、「コントってなんでもありだからね」とたけし。「基本的に俺はお笑いに点数、順位をつけちゃいけないものだと思ってるから、一切審査員とかやらないんだけど。優勝したら優勝したで『よかったね』しかない。かと言って敗れた人が優れてないとは思わない」と考えを述べた。若手のネタもよく見ていることで知られるたけしだが、このメンバーの中でチョコプラのネタだけ見たことがないとトークパートの収録中に発覚。松尾が「ものすごく傷ついた。なんとも言えない気持ちで、後半僕ら頭が真っ白だった」と心境を明かすと、斉藤は「ぜひたけしさん、彼らのDVDを観てみてください」とやはり芸人とは異なるトーンで促し「お前誰なんだよ!」とツッコまれていた。
コントの日
NHK総合 2019年11月4日(月・振休)21:00~23:00
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