吉本興業がノーベル平和賞受賞者と提携、会見でゆりやん「上戸彩です」

昨日3月28日、東京・日本外国特派員協会にて行われた「ユヌス・よしもとソーシャルアクション概要発表会見」に、ゆりやんレトリィバァ、ぺんぎんナッツが登壇した。

彼らが所属する吉本興業は、バングラデシュの経済学者で2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏と、ユヌス氏が提唱する「ユヌス・ソーシャルビジネス」の実践と普及に向けて提携することで合意した。先月2月1日に100％子会社の「ユヌス・よしもとソーシャルアクション株式会社（yySA）」を設立して具体的な事業の準備を進めている。

その事業概要を発表する場となった昨日の会見でゆりやんは「上戸彩です」と自己紹介でボケたあと、以前「奈良県住みます芸人」として活動していた経験から「私も地域の後継者不足を実感したことがあります」と神妙な顔で話し始める。続けて「どうやったら人手不足が解消できるか、もしかしたらわかるかもしれません」と言い出して床に何かの計算式を書くが、しばらくして「まったくわかりません！」と言い放って会場の笑いを誘った。

「福島県住みます芸人」として活動中のぺんぎんナッツの2人は、高齢化や少子化といった問題が山積する福島の現状を報告して「皆さんの知恵を借りながら、その地域に住んでいる芸人として今後も一生懸命問題に取り組んでいきたい」と意気込む。ユヌス氏は「芸人のパワーを生かして問題を解決していくことが大切ですし、住みます芸人は地域の物事を変えることができると思います」とコメントした。