モンエン、和牛ら出演、ABCお笑い新人グランプリ放送

1月11日（月）に「第31回ABCお笑い新人グランプリ」（ABC系）が放送される。

1980年から続く「ABCお笑い新人グランプリ」は若手芸人の登龍門的コンテスト。第5回の1984年には漫才部門（現在部門は統一）でダウンタウンが大賞を受賞、第13回の1992年にはナインティナインが雨上がり決死隊やよゐこを抑えて最優秀新人賞を受賞するなど、お笑い界の歴史に残る名勝負が繰り広げられてきた。

昨年2009年は、藤崎マーケット、モンスターエンジン、銀シャリらが出場する中、天竺鼠が優勝。最終決戦では、定食屋で顔を合わせたサラリーマン2人が喧嘩口調できちんとした会話を交わしていくという、「キングオブコント2009」でも披露したコントで審査員と観客を沸かせた。

2010年全89組の出場者の中から決勝進出を勝ち取ったのは、さらば青春の光、ガスマスクガール、プリマ旦那、銀シャリ、コマンダンテ、ソーセージ、和牛、カバと爆ノ介、モンスターエンジン、ウーマンラッシュアワーの10組。「M-1グランプリ」2年連続決勝進出のモンエンや2009年の同大会で審査員特別賞を受賞したガスマスクガールなど、いずれも期待の新人ぞろいとなっている。

番組ではゲスト漫才などの披露もはさみつつ、約4時間にわたってグランプリの模様を放送。ただし残念ながらオンエアは関西と愛媛朝日放送のみ。放送を見ることができる地域の人はこの2010年最初の賞レースの行方を見守ろう。

出場者コメント（本選出場順）

●さらば青春の光
まさか通ると思ってなかったので、嬉しいの一言に尽きます。が、本選1番のクジ運は松竹らしいなと。もしかしたら、当日はガスマスクガールが1番になってる可能性も。その時は、逃げたと思ってください（笑）。本選は、もう楽しむだけです。賞も取りたいんですが、精一杯、僕ららしさを出せたらなと。

●ガスマスクガール
去年も出させていただきまして、審査員特別賞をいただきました。昨年は出番が1番で、今年が2番。ちょっとはクジ運はいいかと思うんですが、とりあえずさらば青春の光が逃げないことだけを祈ってます。1月11日までに、ライブの中で最終決戦に進めるようなネタを2本作っていきたいと。

●プリマ旦那
まさか選ばれると思ってなかったので、結果発表の時に聞こえない屁が出まして……。芸歴2年目なので、諸先輩方に胸を借りる形で本選も楽しく漫才ができたらなと。本選までに老若男女の“まぜごはん”のお客さんの前でストイックに笑いを取って、それをABCにぶつけたいと思います。

●銀シャリ
一昨年ぐらいから優秀賞をいただいていたんですが、まだ1位が取れてないので、ぜひ今回は1位を狙いにいきたいなと思っております。もう、本選用のネタは温まってます！

●コマンダンテ
来ましたねぇ。本選は、賞も取れたらいいですけど、皆さんにニヤニヤして帰ってもらえるように頑張ります。僕たちは、本選はネタを温めるというよりは、お湯で体を温めてから臨みます。

●ソーセージ
10組の中でトリオは僕たちだけなので、いい意味で目立つと。出るからには1回切りと思っているので、賞を取りたいと思います。舞台は楽しいので、ネタはいつも温まってます。

●和牛
地元の愛媛の親に、去年この大会に出て芸人やってるのがばれたんで。今年は、満を持して親が見てる前で最優秀（新人賞）を取りたいと思ってます（水田）。本選に向けては、いつも通りにやっていくこと。相方と二人でネタを作りながら、相方がいっぱい笑うようなネタを足していけたらいいなと思います。

●カバと爆ノ介
選ばれると思ってなかったんで。全部、相方の川畑君のおかげやと思います。この日のために太ってくれてたんで。僕らのことは誰も知らないと思うんで、思いっきりやるだけです。普段メインでやってる工事現場の仕事を極力減らして、ネタ作りに当てたいなと。

●モンスターエンジン
これでスタートラインに立ったみたいな感じですね。本選ではやることをやるだけなので、体調に気をつけて、本番までも精進して頑張りたいと思います。あと、それまでに出場者全員を一発ずつドツいて、ダメージを与えておきたいなと。

●ウーマンラッシュアワー
この中で、たぶん審査員の全員一致で決まったのは僕らだけじゃないかと思います。去年は本選がTVで流れてる中、涙ためながら拾ってきたソファの土を払っていたという、すごい哀しい話があります。でも、今年は絶対取るぞ！という意気込みで。