悲しみを乗り越え、雑誌「本人」で板尾が胸中を吐露
2009年12月11日 11:08 1
本日12月11日に発売された雑誌「本人」vol.12で
2009年8月に愛娘の急死という悲痛な経験をした板尾は、今回の巻頭ロングインタビューにあたって喪服姿で登場。2010年1月公開の初監督映画「板尾創路の脱獄王」に関する話を入り口にして、最近の生活や心境を赤裸々に明かしている。中でも、お笑いについてまじめに語っている部分は、板尾ファンならずとも、お笑い好きにとっては必読の内容だ。
「お笑いって、どこにでもあるものやから。哀しいところにもあるし、楽しいところにもあるし。しかも、それぞれの局面で瞬間的に求められることがあるんで、そのときに人間性の基本をちゃんとおさえておかないと……。(中略)活躍なさっている人というか、生き残っている人というか、認められている人は、結果的にちゃんと常識をわきまえている人ですよね」と、板尾は自身の“お笑い観”を示したうえで、「お笑いの人はたぶん、小説も書けるやろうし、監督もできるやろうし、政治家にもなれるやろうし、学校の先生にでもなれるやろうし。でも、学校の先生とか、小説家とか、政治家に『お笑い』はできないですからね」と、お笑い芸人の仕事そのものに対するプライドをのぞかせている。
そんなお笑い芸人の中でも板尾は“独特の存在”であり、板尾に憧れている人が多いことについて、インタビュアーを務める北尾修一「本人」編集長が触れると、板尾は言葉を詰まらせながらこう語る。
「最終的には『人間性』やと思いますけどね……。自分の家族をどう愛していくか、自分の友達をどう愛していくか、世間に対して何を出していくか……やっぱり人との関わりというか、周りに対して自分は何ができるんやろう? ……っていう、ことやと、思いますけどね。そこを大事にしていったら……いい人生が……送れると思いますけどね」。
おそらく目には涙を浮かべていただろうことが容易に想像がつく貴重なインタビューになっているので、この続きが気になる人は手にとって確認しよう。
なお、「本人」vol.12では、ほかに吉田豪の「本人列伝」のコーナーに
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