仲のよいコンビとして知られる三四郎とウエストランド。共に同級生コンビで、全員が1983年度生まれの同学年だ。それぞれ3本の新ネタをおろすという意欲溢れるライブに多くのファンが足を運び、できたての漫才計6本を堪能した。
新ネタを控え2組が緊張気味に始めたオープニングトークでは、ウエストランド河本が「僕だけ1984(年生まれ)なんですよね」とライブタイトルにケチをつけてみせる。「細かいよ!」という三四郎・小宮に「デカいですよ!」と返し、「細かいの反対、『デカい』じゃないよ!」とさらにツッコまれるという、なんてことない掛け合いだけで、2組ならではの空気感が会場に充満。マイペースに思いつきでしゃべる河本に3人は新鮮に驚かされながら、会場入りしてからこのオープニングまでの河本の奇行を“ベストアルバム”として凝縮して再現してみせ、本人たちが大笑いするさまに客席もこらえきれない。
ネタ作りを担当する三四郎・小宮とウエストランド井口は、この日を思って遊んでいても楽しくなかったといい、「はしゃぎ切れなかった」と重圧を明かす。一方三四郎・相田と親しい河本は「昨日相田さんが電話で飲みに行こうって誘ってきた。さすがに今日は帰れって言いましたよ、僕でも」と喜々として暴露した。ネタを始める前から疲労感を漂わせる小宮は「練習……疲れちゃったよ」とため息。井口も「正直ちょっと嫌ですもん。オープニング映像もあんなカッコよくしなくてよかった」と煽り気味の演出に文句をたれた。
弱音を吐いていた2組だったが、披露したネタのウケはどれも抜群。井口が一貫して「モテたい」と唱え続けてきたウエストランドのネタは精度を増し、飛躍しすぎた卑屈さで観客を刺激する。三四郎はイカれたキャラに入る相田と、それに翻弄されながら多彩なワードでツッコむ小宮の掛け合いが小気味いい。すべてのネタを終えた4人は晴れ晴れとした表情で舞台に再登場。井口は「小宮さんに会うのを我慢してました。でも小宮さんが会いたい感じ出してくる(笑)。強い気持ちでがんばりました」と裏話を交えつつ、「終わってよかった」と安堵した。
その後はコンビ対抗コーナーを展開。罰ゲームを受けても表情を変えないで写真に収まる「ノーリアクション写真バトル」や片方が試練に耐えている間だけ大喜利の回答を出せる「大喜利ボディ&ブレイン」で盛り上がった。しかし勝敗は決まらず、最終的に小宮と井口が“全力のあっちむいてホイ”で対決。気合いは十分でもジャンケンに勝てない小宮がそのまま敗れた。
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