「スジナシ」イベントで鶴瓶が劇団ひとりを後継者に指名
2009年10月17日 17:25 1
イベントでは、通常の放送と同様に、ドラマの中で鶴瓶が即興で組み込まなければならない「キーワード」を客席から募集。さまざまな案が出された中、鶴瓶がしぶしぶ選んだのは「ダジャレ」だった。もちろんこの「ダジャレ」という要素は、劇団ひとりには内緒となっている。
劇場を飛び出した2人は、下北沢のマンション屋上というシチュエーションのもと、互いの反応を見ながら人物像を固めていき、そのキャラクターを熱演。途中、おどおどしながら逆ギレする劇団ひとりに鶴瓶が笑いを堪える場面が何度も訪れ、そのたびに中継を見守る北沢タウンホールの客席は爆笑の渦に。最終的には、劇団ひとり主導のもと予測不可能なオチが展開され、盛大な拍手のうちにこの即興ドラマは幕を閉じた。
ドラマを終え、劇場に戻った2人は、さっそく先ほどの演技をプレビュー。映像を巻き戻したりストップしたりしながら、“なぜこのとき、こんなセリフを言ったのか”、“ここでくちびるを噛みしめていたのは、実は笑いをこらえていたから”、“なぜこんなダジャレを入れてきたのか理解できなかった”などを解説。演技に隠された心の動きを2人が明かしていくたびに、会場は大きな笑いで包まれた。
会見では、「初めてのロケーション中継だったので不安だったが、客席の反応がよかったと聞いて安心している」と鶴瓶。劇団ひとりも、「抜けのいい場所でのロケは即興ドラマに向いていないと思っていたが、しっかり成立していた。すごく楽しかった」と、その出来には満足した様子だった。
「下北沢は、演劇が好きな人が集まる場所。今回の『スジナシ』もぴったりハマっていた」と鶴瓶が語れば、「下北沢は、テレビとは違った空気感があり、気が引き締まる」と劇団ひとり。ともに下北沢という街に好感を抱いている様子が伝わった。
「スジナシ」の今後の展開として、「今回、一発目のロケが大成功したということは、ゆくゆく海外展開もあるのでは?」と劇団ひとりが提案すると、「韓国で『スジナシ』をやりたい」と鶴瓶も前向きな様子。「そのときは、(日本のレギュラー放送は)お前が俺の代役をやってくれ。お前ならできるわ」と、鶴瓶が劇団ひとりの即興芝居を称え、思わぬ後継者任命となった。
今回のイベントの模様は、後日地上波テレビで放送されるほか、DVD化も予定。また、11月18日にはDVDシリーズ最新作の「スジナシ 其ノ四」「スジナシ 其ノ五」「スジナシ 其ノ六」が同時発売される。まだ1度も「スジナシ」を見たことがないという人は、これを機にぜひ即興ドラマならではのスリリングな芝居に触れてみては。
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