内村光良「LIFE!」新シーズンへ思い新たに「この環境にあることが幸せ」

内村光良率いるオムニバスコント番組「LIFE! ～人生に捧げるコント～」（NHK総合）の新シーズンが4月7日（木）にスタートするのは既報の通り。本日3月17日に東京・NHKにて「LIFE!」の番組取材会が行われ、内村光良をはじめ、ココリコ田中、ドランクドラゴン塚地、星野源、ムロツヨシがコントキャラクターに扮して出席した。

2014年と2015年に、それぞれ4月から半年間にわたってレギュラー放送された「LIFE!」は、新シーズン初めて1年を通じて放送される。これに関して内村は「1年間は初めての挑戦。どうなるんだろうと不安が半分、期待もあって楽しみが半分です。1年というマラソンを駆け抜けていきたい」と挨拶。田中も「コントをやれる場が少ないので、こういう場にいられることがありがたい。『LIFE!』は自分の人生になくてはならないもの。1年を通してたくさんの笑いを運びたい」と語った。

塚地は「（自身が演じる）『イカ大王』『キスがうまいだけの男』と街で声をかけられる。続けてきたことに火がついたのかな？ 広がってきている気がする」と周囲の反応を明かす。また星野は「放送時間が夜遅くなって、演出の方から『やれるコントの幅が広がる』と言われた。今までできなかったこともできるのは楽しみ」と期待感を覗かせ、ムロも「内村さんの隣に立てる喜び！ 『LIFE!』を支えます！」と意気込みを見せた。

単発番組の時代を含めて2012年から「LIFE!」を続けてきたことについて、内村は「この環境にあることが幸せ。5人をはじめ、女優の皆さんもこの現場が本当に好き。1年間やることは、今までやってきたことの成果」と話す。その一方「コント番組を放送しているのは、ほぼNHK。もうちょっと民放が変わると思ったけど変わらなかった。今後は民放でも新進気鋭の演出家のもとで、若手を使ったような番組が生まれたら」とテレビ界全体を俯瞰してコメント。真摯に語った内村だが、取材会の終盤には「打倒『とと姉ちゃん』！」と来月より始まるNHKの朝の連続ドラマを唐突にライバル視して記者の笑いを誘った。

なお会見中、自身が扮するキャラクターのイラストが描かれた番組ポスターのお披露目も行われ、内村が「三津谷寛治」について「髪の毛が後退しているのにカッコいい」といった印象を語る中、「イカ大王」の塚地は「俺だけテイストがカッコよくない」と首を傾げる。さらに「鉄仮面テツオ」の星野は「宝塚の男役の方みたい。すごくうれしいですけど反応が不安。なんかちょっと抱かれたい」と述べた。

新シーズンに先駆けて4月2日（土）には、新年度の見どころを紹介する「LIFE! 4月7日スタートSP」が放送される。過去の名場面を振り返るほか、新しいトークセットや衣装などを披露。新たに加わるレギュラーメンバーの初収録にも潜入取材が行われる。