小堺一機「胸がキュンとなった」と若手時代回想、柄本時生は「ウケないって辛い」

本日2月25日、小堺一機が出演する連続ドラマ「プレミアムよるドラマ『初恋芸人』」（NHK BSプレミアム）の試写会が東京・NHKにて行われ、その後の会見に小堺と主演の柄本時生、ヒロイン役の松井玲奈が出席した。

「初恋芸人」は中沢健の同名小説を原作とするラブコメディで、売れない芸人たちの姿をリアルに描きつつ、柄本演じる主人公・佐藤賢治と松井演じる謎の美少女・市川理沙とのありえない恋愛模様を描く。小堺は賢治の先輩で売れないピン芸人・山形ツチノコ役。ドラマは3月1日（火）から全8回で展開される。

会見で小堺は、「僕も人気のないライブというのは経験があります。客が3人でスタッフが10人とか、暗転になると客が帰ろうとするからすぐ明るくするとか。多少ドラマだとお化粧したりしますが、芸人さんてこうだなっていうリアルなところや、仲間でありライバルであるという芸人同士の繋がりの微妙なニュアンスも出ている」と自身の体験を振り返りながらコメント。「下北沢で関根（勤）さんと全然お客さんのいないライブハウスの舞台に立っていたことを思い出して胸がキュンとなりました。この歳になって胸がキュンとなるのは病気かもしれないので今度検査に行ってみます」と冗談を交えて懐かしがった。

怪獣オタクでその知識を芸にしている、“業界最底辺”ピン芸人の賢治。この役を務めた柄本は「どんズべりのシーン」での心境を「ウケないって、心が折れそうになるんだなって勉強させていただいた。辛かったです」と明かす。さらに「ほかの芸人さんがたくさん出ているシーンでは、心の奥底で『スベろ！』と思っていた。芸人さんの気持ちって面白いなって思いました」と芸人の心情を感じられた様子だった。