新年一発目「笑い飯・千鳥の大喜利ライブ」満員御礼、ヤンキー回答も続出

昨日1月16日、東京・ルミネtheよしもとにて「笑い飯・千鳥の大喜利ライブ」が開催された。

2016年を迎えて最初の「笑い飯・千鳥の大喜利ライブ」。立ち見も出るほどの盛況ぶりに、司会の千鳥ノブは「いつもは200人くらいの同じ人が来てくれてるんです。（今日の出演者で）誰か売れたんですかねえ？」と驚きながら客席を見渡す。ひかりTVで昨年12月に開始された4K放送のカメラが入ってることもアピールし、「ボケの内容が下ネタと犯罪者ばっかり。ひかりTVさん、ヤバイと思ったら放送切ってくださいね！」と10年以上続く大喜利ライブの毛色を初めての人にもわかりやすく伝えて幕を開けた。

ノブに呼び込まれた千鳥・大悟、笑い飯と、ゲストのダイアン、フットボールアワー岩尾が自己紹介を兼ねて順番に小話を披露。険しい表情の大悟は「人の優しさが裏目に出る皮肉」という枕を振り、矢野・兵動・兵動が前日にご馳走してくれた牡蠣にあたって今まさに絶不調だと告白した。隣に座る笑い飯・西田は「座り方がおかしい」と苦笑いし、ノブは「4Kで脱糞はあかん！」と慌てる。いざ最初のあいうえお作文のコーナーが始まると、お題の「おねがいごと」で「お腹が痛いなー」（大悟）、「寝てればいいじゃないですか」（西田）、「がんばってね」（笑い飯・哲夫）などとリアルタイムの大悟について文章を作っていき、オチの岩尾は「とっとと病院に行け！」と締めて会場を沸かせた。

ななまがりとさらば青春の光がそれぞれコントを展開した演芸コーナーも盛り上がる。ネタのあとは休憩している大悟を除いたノブ、笑い飯の3人とトークを繰り広げた。ななまがり初瀬は「よこすか大声大会」で優勝した自慢の叫びを、哲夫の提案でバイク川崎バイクの「ヒィーア！」で試すも不発に終わる。森下は飲みたくもないコーヒーを買ったり、進んでは戻ってを繰り返して階段を上るのに1時間かかったり、先輩の餃子を横取りしなくてはならなかったりと、脳内にいる“もう1人の自分”が送ってくる指令に悩まされていることを明かした。一方さらば青春の光は、「キングオブコント2015」決勝を「7人くらいしか笑ってなかった」「（ダウンタウン）松本さんがずっと床を見ていた。『お前らより床のほうが面白い』って」などと振り返って笑わせる。

最後のコーナー「大喜利ライブ大喜利」では「漁に出たはずの船が5分で引き返してきた。何があった？」というお題で哲夫が放った「一緒に乗ってる奴がムカついてきた」からヤンキーが言いそうな回答が続出。「陸からガンつけてくる奴がいた」（西田）、「港で女が泣いている」（岩尾）、「セルシオの鍵閉め忘れた」（西澤）とペンを走らせるメンバーに、ノブは「ヤンキー大喜利すなよ！」と注意する。ノブはこのあともヤンキー的なフレーズを書いている者を見つけては「おい！ やっとんなあ！」と回答を阻止していき、出遅れたダイアン津田には「（ヤンキー大喜利）せえよ！」と見逃さない。このノブと回答者たちの攻防や、時折放り込まれたヤンキーとはまったくベクトルの異なる回答が笑いを増幅させ続け、大賑わいのまま終演となった。

次回の「笑い飯・千鳥の大喜利ライブ」は2月25日（木）、大阪・大丸心斎橋劇場にて。