先月10月には大阪・DAIHATSU MOVE 道頓堀角座にて漫才独演会を展開していたアメザリ。東京での公演では、松竹芸能初の試みとして全編ニコニコ生放送で配信したほか、会場やニコ生視聴者からお題を募って即興漫才を繰り広げるなど、「第70回文化庁芸術祭」に参加した大阪公演とは一味違ったプログラムを用意してファンを楽しませた。
「私がグイグイ引っ張っていきますよ!」と張り切る柳原に対し、ネタをよく飛ばすことを指摘された平井は「袖にノート持ってきたー! なんかあったら見ながらやれるー!」と対抗して独演会をスタートさせる。柳原の動きに平井がそぐわない言葉を当てはめていく1本目の漫才に続けて、結婚式と葬式をリンクさせるネタ、2人で歌を歌いまくるネタが連続で繰り出されるのにあわせて満席の会場もヒートアップ。アメザリはドライブスルーを題材にした漫才を披露し終えると、「ボケ・ツッコミ入れ替え漫才」「ツッコまない相槌漫才」「テンション倍漫才」のどれかにアレンジするべくニコ生でアンケートを実施する。
「なんでテンションもっと抑えてやらへんかったんや」という柳原の後悔とは裏腹に、圧倒的な票数を集めて「テンション倍漫才」に決定。柳原は「後半の漫才がズタボロになる可能性が……」と肩を落とし、平井も「柳原、今日逝くな(笑)」とポツリ。改めてステージの袖からこれまで以上のハイテンションで登場した2人は、「スッと言え! スッと言え! 時間がないからスッと言え!」とオリジナルの即興ソングを誕生させたかと思えば、「サラダバー」という1つのボケに対して長時間にわたって“ジャムセッション”を繰り広げ、観客の腹をよじれさせる。ほかにも思いつく限りのノリを息ぴったりに演じ、やっとのことでオチにたどり着くと大喝采を浴びた。
異様な高揚感から解放され燃え尽きた2人だったが、独演会というだけあって少しの休みもなく再び舞台へ。大量の汗でシャツの色を変えながら後半戦へ突入する。ファンから募集した言葉を使い切らなければ終われない即興漫才のコーナーでは、1回目は「金魚」「お正月」「あだ名」の3つを詰め込んだ替え歌を歌って即座にクリア。2回目は平井が小声で「まったく浮かばない」と本音を吐露する中、なんとか「モンハン」「入れ歯」「宝くじ」をねじ込んで終了させる。エンディングでは「あれさえなければ……」と前半にやってしまったハイテンション漫才を振り返って笑わせ、全力で駆け抜けた独演会に幕を下ろした。
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三ツ矢 @veilup_tricone
うーわーなんだこれ見たかった!テンション2倍のドライブスルーとか絶対面白いじゃん…
“ジャムる”アメザリに拍手喝采、テンション2倍で「ドライブスルー」 - お笑いナタリー https://t.co/AHXmHNsQrd