10月16日に東京・座・高円寺2にて「
1981年にコンビを結成し、同年フジテレビで放送されていた「笑ってる場合ですよ!」の人気コーナー「お笑い君こそスターだ」で12代目チャンピオンとなったブッチャーブラザーズ。このライブのオープニングでは2人の幼少期からの歴史を写真や懐かしい映像などで振り返った。
その後、2人は旧作3本と新作3本のコントを披露。最初の刑事コントでは観客を次々に巻き込み、一気に会場全体を2人の空気にしてしまう。2本目のゴルフコントではぶっちゃあがコミカルな顔と演技を活かしてボケまくり、3本目の上司と部下のランチタイムを舞台にしたコントでは、リッキーのシュールな言動を軸に、その演技力を見せつけた。最後はゴルフを楽しみにしている普通のサラリーマンに降りかかる世にも奇妙なストーリーを展開。ぶっちゃあが1人で何役も演じ、サラリーマン役のリッキーを追い込んでいく。笑いの中に人間の物哀しさが盛り込まれた大人なコントで締めくくった。
幕間は2人が舞台上で着替えながら、まるで楽屋のようなリラックスした様子で思い出話を繰り広げる。一緒に暮らしていた森田健作の天然エピソードや、横山やすしの豪快伝説、人力舎時代の先輩である大竹まことのやんちゃ話など、親交が深い人物との貴重な逸話を楽しそうに語っていた。
すべてのネタを終えて「自信がつきました」というリッキー。「今日ここに来てくれた人は絶対、僕らの葬式に来てくれる人です」と感激した様子でコメントするも、ぶっちゃあが「いや、何人かは葬式にこっちから行かなきゃいけない人だよ」とツッコんで笑いを誘うひと幕も。また5年後の40周年に向けては「1万5000円くらいのディナーショーにしよう」という抱負も飛び出した。5年後の2020年、40周年を迎えたブッチャーブラザーズがどのようなネタを見せてくれるのか楽しみに待とう。
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中尾慎吾 @Shingo_Nakao
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