角田が声のメフィラス星人、フジ隊員と50年ぶり和解でギターかき鳴らす

東京03が声を務めている「ウルトラ怪獣散歩」（フジテレビONE スポーツ・バラエティ）のイベントが本日8月23日、東京・お台場で開催中の「お台場夢大陸～ドリームメガナツマツリ～」のステージで行われた。

イベントではメフィラス星人の声を角田、メトロン星人を飯塚、フック星人を豊本が担当。「ウルトラ怪獣散歩」でMCとして毎回街ブラロケを行っているメフィラス星人は、「地球ってこうだったんだって発見がある」「町の人たちが温かい」とこれまでの散歩の感想を語りつつ、「このまま地球をいただけるんじゃないかなーなんて」と本性を覗かせたり、観客に「地球をあげるって言ってくれない？」とお願いしたりと、隙さえあれば地球を欲しがってみせる。

ロケに参加してほしいとリクエストがあった怪獣を紹介した場面では、油獣・ペスターの名が挙がると「幅取るなあ」「ギャラ2人分必要らしいよ」などと渋い反応の3怪獣。“浮遊系”のクール星人、チブル星人、ビラ星人にはメトロン星人が「散歩って感じ出なくない？」とツッコむ。また客席からの質問にその場で答えるコーナーも展開され、最前列の男の子から「怪獣はなんでウルトラマンと戦うの？」という核心を突く疑問が投げかけられると、メフィラス星人は「意見があわないんだよ」とうなだれた。

自分にだけ個別の質問がなかったことに怒り狂うフック星人の頭を冷やすため、怪獣たちは9月9日に発売されるDVD「ウルトラ怪獣散歩～鎌倉 / 江ノ島 / 京都編～」の一部を上映して降壇。改めてステージに登場して「ウルトラマン」のフジ・アキコ隊員役を演じた桜井浩子を迎える。かつてメフィラス星人に巨大化させられ、さらにそのさまが「ウルトラ怪獣大全集」に掲載されたとに憤慨しているというフジ隊員。「当時尖ってて、若気の至りで……」と言い訳を垂れるメフィラス星人が「申し訳ありません」と謝罪しても許さない。

「それだけ？」というフジ隊員に観客も拍手で賛同し、たまらずメフィラス星人は「頭が高かったですね！」と土下座して許しを乞う。「じゃあ許しましょうか！」とフジ隊員はメフィラス星人と笑顔で握手し、ようやくおよそ50年の隔たりを経て和解が成立。この“歴史的瞬間”を会場は祝福し、最後はメフィラス星人のギターを伴奏に「ウルトラ怪獣散歩」のテーマ曲を全員で合唱した。

終演後、東京03は「本当にたくさんのウルトラ怪獣ファン、ウルトラ怪獣散歩ファンのみなさんにお集まりいただいたのを見ることができて、ありがたいなあと本当に実感しました」と感謝。「こんなにがっつり生でウルトラ怪獣さんたちと絡んだのも初めてですし、フジ隊員とメフィラス星人の50年ぶりの和解という感動的なシーンも見られましたし」と、自身もイベントを楽しんだ様子だった。