「第5回 わらいを愛する学生芸人No.1決定戦~新しい価値観の創出~」が本日4月19日、東京・北沢タウンホールにて開催され、デカルトが優勝した。
「わらいを愛する学生芸人No.1決定戦」は「学生才能発掘バラエティ 学生HEROES!」(テレビ朝日)の企画「わらいのゼミナール」発のお笑いコンテスト。今回は約150組の予選を勝ち抜いた学生芸人10組の中から、お笑い芸能事務所のマネージャー7名による審査と、観客投票で優勝者を決定した。MCを務めたのは
トップバッターのメロメロ産業は「漫才とは?」という哲学的なテーマで、フォークデュオなどさまざまな団体を笑いのスタイルに当てはめる漫才を披露。続けて前半には、居酒屋を舞台にサーファーのバイトと店長の噛み合わない会話を繰り広げたナイチンゲールダンス、音楽に乗せたフリップ芸と柔道の審判がモチーフの動きを掛けあわせたマカロン高橋、「どっちだっけ」と2択で迷う相方に全力でツッコんでいくデカルト、キャラの濃い強盗コントで舞台上を縦横無尽に動き回ったそいそ~すの計5組が登場した。
後半5組は、伝書鳩の使い方で揉めあう岡田桜井、恋愛経験のないアラフォー女性のラブホテルを巡る“冒険”を展開したメタセコイヤ、子供を9人授かり全員を読売巨人軍に送り込む、という野望を漫才にしたタクラマカンオーケストラ、それぞれの彼女をプレゼンしていく息ぴったりのパフォーマンスで魅せたトリオ・ムーンオンマンデー、達人への弟子入り試験を題材にしたコントのリレンザ。マネージャー陣は「レベルが高くて驚いてます」「最初の1分の導入部分が上手」「教養を感じる」といったコメントで学生たちを評価する。キンコメ今野も「しっかりしてるねえー! 逆にガッカリ!(笑)」と完成度の高さに圧倒された様子だった。
審査の結果、デカルトが3票、岡田桜井が3票、そいそ~すが2票を獲得。デカルトと岡田桜井の一騎打ちとなり、最終的にデカルトに2票追加され優勝が決まった。高橋に「トロフィーの重みは?」と尋ねられたボケの白水は、「軽いですね」と純粋に重量の感想を話して笑わせる。ツッコミの丹波が客席の父親に「勝手に(漫才に)俺のネタ使うんじゃねえ!」と愛のあるお叱りを受ける一幕もあった。
終演後、デカルトの2人に話を聞くと、「あり得ないんじゃないかなって思っちゃいます。自分では7位くらいかなって。1票目入ったときが本当にうれしかったです」と白水。自信はなかったというが、彼らの武器である「ツッコミの丹波くんの暴れよう」(白水)が本番で炸裂し会場を沸かせた。丹波は涙を浮かべながら「信じられないです。ネタ中噛んじゃったので『ないな』って思ってました」と喜びを噛み締める。デカルトは現在大学4年生で就職活動中。卒業までは漫才を続けていくつもりだ。
今野が「お笑いもいいですけどまずは勉強もしてください!」という言葉で締めくくった「第5回 わらいを愛する学生芸人No.1決定戦」。第6回にはどんなネタを持つ学生芸人が集結するのか。今後の展開に期待しよう。
なおこの公演はお笑いイベント「下北沢大興行」の1つ。「下北沢大興行」は本日まで、下北沢にある5つの劇場で開催されている。
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