「3年越しのリベンジ」弾丸ジャッキー・オラキオが本格芝居に意欲

弾丸ジャッキー・オラキオが出演する舞台「ムッシュ・モウソワール 第1回公演『ブラック・ベルト』」が5月5日（火・祝）から5月9日（土）まで、東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて上演される。

「ブラック・ベルト」は元「惑星ピスタチオ」の西田シャトナーが脚本・演出を務める新作舞台。妄想にもとづいて芝居を行う架空の団体「ムッシュ・モウソワール」が来日公演を行うという設定のフェイクコメディだ。お笑いナタリーは、この公演をもって「オラキオ演劇クラブ」を立ち上げるというオラキオにコメント取材を行った。

2012年に再演された「破壊ランナー」にもオーディションから参加するほど、かねてより西田作品のファンだったオラキオ。この舞台を機に演出家と役者という関係を築くことができたと話すが、「正直、僕の中で不完全燃焼。自分が観ていたときの『破壊ランナー』を超えられなくて、もっとできたんじゃないかという気持ちがずっとあった」と明かした。芸人としての活動をしながらも、いつか再び西田とともに舞台をやりたいと願っていた中、「ムッシュ・モウソワール」の話が浮上。オラキオは喜ぶと同時に「これは僕にとって3年越しのリベンジ。シャトナーさんと、とことんまでやりたいというところから始まった企画です」と気を引き締めている。

自身の役どころについて尋ねると、「まだ妄想を膨らませている段階です」と回答。ムッシュ・モウソワールの一員としての設定「体操貴族の末裔」を昇華できていないと苦笑いを浮かべる場面も。また「弾丸ジャッキーとはまた違った『ムッシュ・モウソワール』ならではの……結局体操になっちゃうんですけど（笑）、そういう見せ場もあると思います」とアピールした。

さらに「ブラック・ベルト」の上演をもって「オラキオ演劇クラブ」を始動させると宣言。「ゆくゆくは自分の劇団として公演ができたらいいなと思います。それに向けての第一歩という感じ」と語り、「旗揚げ公演もやりたいと思いますので、そのときにはいち早くお知らせします！」と意気込んだ。

弾丸ジャッキー・オラキオ コメント

自分が入っていて言うのもなんですけど、少数精鋭の魅力的な5人が集まりました！ 5人それぞれが繰り広げる妄想シーンでは自分が主役ですから、全員が主役のストーリーになると思います。僕が初めて「破壊ランナー」を観たときに「なんじゃこりゃ！」っていう衝撃を受けたので、弾丸ジャッキーも型にはまらない、なんでもやっていいんだという気持ちをベースにやってきました。お客さんにも「こんな面白い舞台があったんだ！」という気持ちを味わってほしいので、ぜひ観に来てほしいです。今までにない心揺さぶられる舞台になるはずです。