昨日8月6日、東京・ルミネtheよしもとにて、
「不思議な時間」は4月に千葉・よしもと幕張イオンモール劇場にて、天竺鼠、シソンヌ、日本エレキテル連合で初開催。これが好評を博し、今回の第2弾には会場に立ち見が溢れるほどの観客が詰めかけた。
ネタはエレキテル、天竺鼠、野爆の順番で2本ずつ披露。エレキテルのコント「実のスイカ」とホストコントには、2人の演技に観客も大喜び。天竺鼠は2本とも解説不可能な将棋ネタを披露し、観客は思考を停止して爆笑していた。そんな後輩たちの奇天烈ネタに野性爆弾の2人はネタ前「嫌やな、あのあとネタやるの」「自分らがまともやとわかった」とおおっぴらに愚痴。しかしその野爆ももちろん「海に行きたいから海に電話して道順を聞く」「森に行きたいから森に電話して道順を聞く」という、奇天烈極まりないネタで後輩たちを圧倒した。
後半は、各コンビのうちどちらかがやりたいコーナーを提案。この6人の中で唯一仕切りができる天竺鼠・瀬下がコーナー説明をしていると、天竺鼠・川原と野爆・川島がボケて何度も中断するハメに。瀬下が延々続く2人のボケを止めたり、失礼極まりない観客イジりのフォローにしばし奔走していた。
まずは瀬下が考えたコーナー「あなたならこんなときどうする」で、「犬が捨てられていたら」「変質者に遭遇したら」の2シチュエーションを5人が実演。犬コントにまったくオチのないロッシー、犬にバックドロップをかける川島、変質者の出べそをイジるエレキテル橋本、変質者の上着を脱がして平手打ちするエレキテル中野と、それぞれ意表を突く行動をとっていたが、猛スピードで犬を掴んで走り去った川原がこのコーナーの勝者となった。
橋本がやりたいコーナーは、会場全体を使った鬼ごっこ。ポカンとする先輩2組に対して橋本は真剣に鬼の証となる手作り帽子「ハッピーデビルキャップ」を見せるも、「だっさ!!」「絶対かぶりたくない!」と拒絶されてしまった。それでもまったく諦めない橋本は鬼決めのじゃんけんで揉める野爆に対して、「鬼ごっこの時間がなくなる」と本気のダメ出し。終いには大先輩にタメグチで注意する姿に会場は爆笑だった。
これまでさまざまなイベントで謎のコーナーばかりを生み出してきた野爆ロッシーが今回考えたのは、「木で土」というタイトルからしてよくわからないコーナー。その実態は、あらゆる長さの角材を使い、漢字の「土」を作るという突飛すぎるルールで、ロッシー曰く「早さと美しさが大事」とのこと。ヒーリングミュージックが流れるお笑いライブの舞台上で5人の芸人が横一列に並び、トンカチを片手にひたすら釘を打つ姿はシュールそのもの。それでもロッシー自身はその光景に大満足の様子で、テンションが上がり「お客さんの中に大工さんいますか?」と観客に呼びかけるなど、楽しそうだった。
エンディングでは「ロッシーさんが一番頭おかしい」「脳みそファンタに浸かってるから」と、5人が脱帽。観客は、タイトルに違わぬ奇天烈ライブを繰り広げた6人に大きな拍手を送っていた。「超・奇天烈コントライブ『不思議な時間』」第3弾の開催は未定。お笑いファンは楽しみに待とう。
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銀杏(ぎんなん)@将棋ライター @ginnan81
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「天竺鼠は2本とも解説不可能な将棋ネタを披露し、観客は思考を停止して爆笑していた」そうな。どういうネタなのだろう。 #shogi