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自由なネタ続々、第5回お笑いハーベスト大賞

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昨日7月12日、お笑いハーベスト大賞の本選「第5回 あなたが選ぶ!お笑いハーベスト大賞~出てこい!未来のレジェンド芸人~」が東京・新宿明治安田生命ホールにて行われ、既報の通りルシファー吉岡が優勝。大会後、ルシファーが喜びを語った。

「お笑いハーベスト大賞」は、次世代を担う若手芸人発掘のために毎月行われているお笑いライブ「JAMEお笑いハーベスト」のグランプリを決定するイベント。5月と6月に行われた予選を通過したアルコ&ピースインポッシブル、S×L、がっつきたいか、キサラギ、ザンゼンジシマッシュレコードしゃもじダーリンハニー、ダイス、タイムマシーン3号トップリードドリーマーズ浜口浜村、ヒカリゴケ、ぶらっくさむらい、マツモトクラブや団ランチランチ、ルシファー吉岡、ワルステルダムの21組がこの日の本選に出場した。

大会終了直後の会見でルシファーは「信じられない気持ちが強いですが、ちょっとずつ実感してます。今はうれしいほうが強くなってきて、ケータイが気になっています」とコメント。決勝進出が決まったときは「無理だなって思ってました。笑っていただけるとしても(優勝は)ないだろう」と感じていたという。「審査員の方が終始『面白いけど放送コードが……』って言ってたので。だから余計にびっくりしています」と驚きも吐露した。

ネタの着想は「性癖からです!」と断言。「(ネタ作りは)人間観察する、とかではないです。内側から出るものでネタができてるので、愛情があります」と説明した。また「芸歴は先輩ですが、事務所に入ったのは同期なのでライバル意識っていうのもありました。僕がずっと下ネタやってきたのに、向こうも急に下ネタぶつけてくるとは思わなかった。僕のほうが(下ネタ歴)長いよ、見たか!って感じですね(笑)」と、ともに決勝のステージに立ったマセキ芸能社の同期、浜口浜村についても言及。この喜びを「両親に報告したい」と言い、「会社勤めをやめてこの世界入ってるので。(芸人をやると)親に言ったときに、人ってこんなに早く泣けるのかな?ってくらい早く泣いて(笑)。『やったよ!』と伝えたいです」と語った。

21組による準決勝の結果、アルコ&ピース、浜口浜村、タイムマシーン3号、インポッシブル、ルシファー吉岡の5組が決勝に駒を進めた。ルシファーは準決勝で“透けブラ”への熱い思いが徐々にあらわになっていくコントを披露。「壊れ具合が大好き」という審査員長の片岡鶴太郎の期待を受ける中、パンティラインに関して生徒たちと話し合う教師を熱演した。

コンテスト決勝常連のアルピーは、「決勝戦ではいい思い出がないので(2本目は)クリーンなネタを届けたい」(平子)と話していたにも関わらず、2本目は相方への異常な愛を爆発させていく漫才で勝負。「放送コード俺らがぶち破ろうぜ!」と平子の興奮がマックスに達すると、2人は暗いところ(舞台裏)に消えていった。

インポッシブルは「決勝は死ぬ気でがんばります!」(井元)「死にます!」(蛭川)と気合い。その言葉の通り生死をさまよいながら全力で職務を全うするSPと大統領を演じ、大きな笑いを巻き起こす。浜口浜村は「12年目で初めてこういう大会のこういうきれいな場に立たせてもらった。楽しんで帰りたいと思います」(浜村)と心境を述べ、1本目の殺人の抑止力になろうとするネタにも劣らない奇想天外な漫才を繰り広げた。

枠にはまらない自由なネタが多かった決勝で、唯一正統派漫才で沸かせたのはタイムマシーン3号。関は「失禁しております」と緊張感を表していたが、堂々たる佇まいで会場の雰囲気をものにしていた。また、前回チャンピオンの夜ふかしの会もゲスト出演。喫茶店を舞台にしたコントを披露したほか、自分たちも去年パンチラのネタで優勝を決めたことに触れて笑いを誘った。

5年連続審査員を務めている木村祐一は「従来のスタイルと全然違う。みんなとプライベートをひととき過ごしてみたい」と若手のネタに驚き。大会の締めくくりとして、「史上最低の決勝(笑)。低いという意味ではなく、シモが多かったですね。いつも変革を起こすのって今までにないものや人なんですよ。ルシファー吉岡に憧れる若い子はいないと思いますけど(笑)、独自の道でがんばっていってもらいたい」とコメントした。片岡鶴太郎も「僕もピン芸人出身だから辛さがよくわかる。コンビのパワーがある中、よくぞここまで勝ち上がってきた。過激でいてください」とルシファーにエール。「将来的に役者の道もあると思います」と演技力も評価した。

なおこの模様はBS日テレにて9月6日から毎週土曜、4回にわたってオンエアされるほか、CS日テレプラスでも放送される予定。

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