ついに人生相談、ブラマヨ吉田＆烏龍・橋本「吉田ラジオ」

昨日6月22日、東京・北沢タウンホールにて、「スラッシュパイル6周年記念特別興行 ブラマヨ吉田の『吉田ラジオ』」が開催された。

同ライブでは、ブラックマヨネーズ吉田がラジオ形式でトーク。舞台上にはラジオブースふうのシンプルなセットが置かれ、「アメトーーク！」（テレビ朝日系）の「相思相愛・売れてる先輩×売れてない後輩」でも吉田とともに出演した、烏龍パーク橋本が一緒に登場した。

吉田はまず観客に橋本を紹介がてら、橋本のことが大好きになったきっかけの下ネタエピソードをおねだり。「お前のそういうところが好き」と嬉しそうにすると、「今日はそういう話もしていこう」と、改めてタイトルコールを。「ここにいる僕たちとみなさんだけのラジオとなっております」と観客を喜ばせた。

事実、自身のTwitterにまつわる話や、週刊誌に橋本と2人でスクープされた際の裏話など、テレビなどでは話せない話がてんこ盛り。「激アツのつぶやきが6リツイートだった」と嘆き、「うちからは東京タワーもスカイツリーも見えない。お台場の花火の端っこが見えるだけ」と週刊誌の嘘を訂正し、週刊誌に載っていた橋本の行動を「やりかねない」と疑う吉田の素直すぎるトークを、リスナーと化した観客たちは終始笑いながら聞いていた。

なかなか旬な話題の出ない2人だったが、一瞬ワールドカップの話も。橋本が真面目にサポーター論を語ると、吉田はまったく違う目線でワールドカップを見ていることが発覚。“サッカー選手=モテる”という考えから生まれた吉田イケメン理論を熱く展開した。また、相方・小杉の話になると、「小杉はかわいいし面白いけどイライラは尽きない」とため息。エピソードを交えて愚痴を漏らすも、橋本の「人当たりのよさ（小杉）と人の深み（吉田）でしょうね」というフォローに、「そういうこと言うのいいなあ」と心が晴れた様子だった。

後半はラジオ同様、「ブラマヨ結成当時、小杉と聞いていた」という思い出の曲をかけつつ、その間、お悩みや「私がマイノリティだと思う瞬間」というテーマのメールをリスナーから募集。届いたメールはすぐさまプリントアウトし2人の元へ届けられた。リスナーのさまざまなマイノリティな行動からは、吉田の金銭感覚や妻との価値観の違いも判明。「吉田のファンだと友人に言うときマイノリティだと感じる」というメールには、会場のどこかにいるそのリスナーに向けて、「真実を追求する奴って最初はおかしいと思われる。でも貫いてほしい！」と励ましのメッセージを。「理想の恋人を見つけるには何をがんばればいいのでしょうか」というメールには、何度も読み返しながら「くっそーこれなんや」と、真剣に正解を探す吉田。ときにサーティワンの話やくまモンの話に脱線しつつも、すべてのメールと真面目に向かい合っていた。

そして、8年務めた会社を辞めるという相談メールを見た吉田は「ついに人生相談かー！ いいねいいね！ 瀬戸内寂聴さんみたいになってきた」と大喜び。将来についての不安を抱えているそのリスナーにさまざまな案を提案し、「俺やったらお笑いやめるってことや。そしたら何するかな」と自分に置き換えて考えるなど、またも熱い吉田だったが、「瀬戸内寂聴さんってすごいな……。人生相談ってこんなに難しいの？ 思ってんのとちゃうな」と、吉田が悩んでしまった。

「不安はありますか？ その解消法は？」というメールには吉田の壮大な人生論が始まり、「人間が最終形態だと思っていない」という部分に、橋本は「もう1回いいですか？」と困惑。ところが、この話をじっくり聞いた橋本はすっかりこの理論に魅せられ、吉田に付いていくことを決意した様子だった。その後も恋愛のトークやリスナーへの熱い説教などがありつつ、あっという間にエンディング。最後にもう一度、一生懸命生きる理由を吉田理論から引用し「決まったな」と満足げな様子だった。