クズ三昧の生放送、スパローズ初冠ラジオに大量メール到着

昨日5月7日、文化放送にてラジオ番組「スパローズ 売れずに20年目突入記念地上波初冠番組生放送、ウレナーズハイ！ ～結成した時に生まれた子供たちが、もうすぐ選挙権もっちゃいますSP～！」が生放送された。

お笑い界一“クズ”の称号が似合う2人が、この日自分たちの冠番組のため、文化放送の立派なラジオブースに着席。本番直前、森田は「1つ言い忘れたんですけど」と、スタッフに「僕ら大事なときに弱いんで」と、責任回避のための保険をしっかりと忘れなかった。森田はラジオが始まってからも「文化放送さんのせいですからね」と、リスナーにもアピール。一方大和は「尋常じゃないくらい顔がピクピクしてます」とそれどころではない様子だった。

それでもこの冠番組には感無量の様子で、「浅井企画に入ってすぐの仕事が700円払って出るラジオだった」「それが今ほんとのラジオのゴールデンタイムに」と喜びもひとしお。「レギュラー狙ってます」と気合を入れた。しかし、気合を入れた一発目のトークは、事務所の先輩・キャイ～ン・ウド鈴木からせしめた打ち上げ代について。ブースの中にはウドからもらった現金がしっかりと置かれ、いかにウドに養ってもらうかというヒントを悪びれずに明かした。

この日偶然会った同じ事務所の先輩・関根勤から、「クズの話をしないように」と釘を刺された2人だが、メールのテーマはやはり「クズ」。「普段メールを送らない人も必ず送って下さい」「内容は薄くていい。数が欲しい、反響が欲しい」「思いつかない人は『クズ』とだけ書いて送ってくれればいい」と、リスナーに対する要求がすでにクズな2人だった。メールを待つ間はトークコーナー「後輩たちの背中」と題して、波田陽区、ニッチェらが売れていくのを見ていた当時を自虐たっぷりに回顧。10年かかって世界的パティシエになった人物と会ったエピソードでは、20年売れていないスパローズに言わせると、「意外と軽くいけるんですね」と後輩扱いに。その後の曲は、まさに最近真横をすり抜けていった事務所の後輩・どぶろっくの「新もしかしてだけど」をチョイスした。

警視庁からの交通情報のあとには、女性担当者に話しかけ「スパローズって知ってますか？」と森田が急に質問。恐縮しながら丁寧に「存じ上げなくてすみません」と謝る女性に、「ウソでも知ってるって言うんじゃないですか？」と森田が詰め寄ると、大和が遮りいきなり「売れないって犯罪なんですか？」と聞くという破天荒なやりとりを繰り広げた。

いよいよメールコーナーに突入すると、スタッフも驚くほど大量のメールが到着。さまざまなクズエピソードが届けられるも、スパローズの口から出るのはそれらを上回るクズな感想ばかり。父親が1億2000万の借金をしたという話にも「1億2000万借金ができる器がすごい」「このテーマでよかった」と、普通のラジオではありえない感想を普通に語り合っていた。

「働いたら自分じゃなくなると、彼氏が働かない」というメールには、「来ましたね本物が」と嬉しそうな2人。対抗エピソードを明かそうとするも、「今後メディアに出られなくなる」と、悔しそうに一旦自粛した。「女絡みのクズエピソードはないんですか？」という危ないメールに対しても、難なく「ヒモでした」「浮気がばれて45日間外で暮らしました」と披露。それでも「夜中に女子高の校門を磨きに行く友達がいる」というメールには2人は大爆笑で、「犯罪じゃないですよね」と新たなタイプのクズ出現を大いに歓迎していた。

いつも通りクズ三昧のトークを繰り広げた2人だったが、リスナーからは「元気が出た。ありがとう」「クズって素晴らしい」「自分の悩みごとがちっぽけに思えてきた」と感謝の嵐。大和は「これですよ！ クズがいるから世の中便利になったんですよ。クズが世の中動かしてるんですよ！」と勢いづきクズ自慢モードに。心強い味方をつけ、「またやりたい」と2人で次回を熱望。「反響があればまたできるんですよね？」とスタッフに確認し、「ここからはみなさんの頑張りにかかってます！」と、リスナーに希望を託した。

果たして今後レギュラー化が実現する日は来るのか。5月31日（土）には、東京・新宿バティオスにてラジオではなくオールナイトトークライブ「スパローズ＋ザブングルオールナイトトークライブ『架空ラジオ18』」が開催されるので、スパローズのトークをもっと聞きたい人はこちらに足を運んでみよう。

スパローズ＋ザブングルオールナイトトークライブ「架空ラジオ18」

日時：2014年5月31日（土） 23:30開場 24:00開演
会場：東京・新宿バティオス
料金：前売1500円 当日1800円
チケット：名前・ライブ名・枚数を記入の上、 info@kpro-web.comへメールを送信。