ノンスタが“なんちゃって”映画イベントで大はしゃぎ

本日1月22日、全米大ヒットコメディ映画「なんちゃって家族」の“なんちゃって”ジャパンプレミアが都内で行われ、NON STYLEと水沢アリーが出席した。

同映画は、公開当初に批評家たちから酷評されながらも一般観客に大絶賛され人気が広がったという異例の作品。麻薬密売人が父親（ジェイソン・サダイキス）、貧乏ストリッパーが母親（ジェニファー・アニストン）、隣人の童貞くんが息子（ウィル・ポールター）、路上で出会ったホームレス女子が娘（エマ・ロバーツ）を演じて“なんちゃって家族”を結成し、キャンピングカーで麻薬を密輸しようとするというストーリーになっている。

そこで、今回のイベントには“なんちゃってイケメン芸人”のノンスタと、“なんちゃってセレブ”の水沢を招待。すべて“なんちゃって”なセットが用意された。3人が登場すると、いきなり会場は大歓声。かと思いきや、これは音響の演出で、「フーフー」という乾いた掛け声も仕込みの関係者たちによるものとわかり、3人はいきなりガッカリさせられるハメに。しかし、レッドカーペットがサンドラ・ブロックが歩いたものと聞くと、井上は「サンドラさんが歩いたやつ!?」と仰天。石田はレッドカーペットを体に巻きつけるなど一気にテンションが上がっていた。しかしこれも、その切れ端と聞き、再びガッカリ。なぜかポツンと入口を警備しているSPにも石田は「ははーん。NSC生ですね」と疑いをかけるも、これに限ってはジョニー・デップも警護した本物で、通常100名のところを1名で警備するというスケール感に、3人は納得がいかない様子だった。

ここで、改めて挨拶をすることになった石田は「NON STYLEの嫌われてないほうです」と言いつつ、急に「でも相方は僕の2.5倍面白いです。僕が面白く見えているのは、井上のおかげです」と、井上をよいしょ。井上とアリーが戸惑っていると、「なんちゃってー！」と映画に絡めたジョークを繰り出し、会場は大爆笑となった。MCのコトブキツカサも「今日それあと4発くらいやってもらってもいいですか。今年1年これでいけるんじゃない？」と、石田の機転を絶賛。石田も「思ったより手応えあった」と喜んでいた。

一方の井上は、「どうも、NON STYLEのスーパースターのほうです」と本気ともボケともつかぬ挨拶をすると、ファンではない関係者の観客たちがパラパラと拍手。これには井上も「拍手するならする、しないならしない！」と、拍手した観客にダメ出しを。もう1度同じくだりをしてみると、今度は拍手をしなかったその観客に、石田が「ここはもう1回してもいいところ！」とダメ出しし、2人から関係者たちに「お笑いはみんなで作っていくもんやから」とメッセージが送られた。

いざ映画の感想になると、石田は「芸人ってあんまりコメディ映画ハマらないことが多いんですけど、これは手放しで笑える。まず、まともな奴が1人も出てこない（笑）。ずっと無言でツッコミ続けてる感じで、見応えがある。なのに、まさかのホロッとくる場面も。ビックリしました」と、饒舌にトーク。それを見た井上は「右に同じです」と言いつつ、「映画が面白いのはもちろん、オープニングからエンディングまでずっと息子の顔が面白いです」と自分なりの見どころも明かした。

また、井上の“なんちゃってイケメン”な部分を聞かれた石田は「見た目以外はイケメンなんです。でも見た目がイケメンじゃないから、イケメンが言ったら成立することが成立しなんですよ。芝居のときなんて、自分が木村拓哉さんかのような演技をするんです。この前なんて、自分の手の長さもわかってない大振りな演技してて」と、こちらについても饒舌トーク。「左利きのこと『レフティ』って言うんですよ、わけわからない」と憤慨すると、コトブキも「打ち合わせで『マストですか？』を連発してた！」と楽しそうに暴露し、会場は大いに盛り上がった。しかし、当の井上は気にする様子もなく、「結局悪口は好きの裏返しですから。スターの証ですよね、仕方がない。みなさんのストレスが減るならそれで」と、イケメンならカッコいいセリフでお返し。石田は「こいつ悪口言われてもずっと笑ってるんで、みんなの罵詈雑言を食べて育つモンスターなんですよ。『あとはハゲたら無敵』って先輩たちから言われてます」とまとめていた。

最後に石田が「ほんとに気軽に見てほしいです。どうってことない会話から、家族の愛につながっていきます。あと、実は、僕と井上もちょっとだけ出てるんですよ」と言うと、井上は本気で「何言うてんの!?」とツッコミ。しかしここは石田の「なんちゃってー！」のくだりで、今度は井上が全員からダメ出しされることに。コトブキから「本気でもう1回やって」と指令が下り、ノンスタ2人でしっかりやりきった。そして、井上は「こんなこと言うのは映画を作った方々に申し訳ないですが、見てもなんの得もないけど、絶対見たほうがいい」と映画を真面目にアピール。「普通のイベントと違って、楽しい感じでやらせてもらいました。映画もイベントも楽しかった」と語った。映画は1月25日より、東京・新宿シネマートほか全国ロードショー。