ワタナベエンターテインメントの若手俳優ユニット・D-BOYSによる舞台「Dステ」。14回目を迎える今回、シェイクスピアの喜劇「十二夜」を男性キャストのみで上演する。青木豪がロンドン留学後初めて演出を手がけるほか、坪倉、ミッキー・カーチスを客演に迎えることでも注目を集めている作品だ。坪倉が演じるのは伯爵家の執事・マルヴォーリオ。池岡亮介演じるヒロインのオリヴィアに仕える、居丈高で惚れっぽい性格の持ち主だ。その性格が災いして、叔父のサー・トビー・ベルチ(ミッキー)や侍女のマライヤ(加治将樹)の策略にはめられてしまう。
取材会は、自身の役について「東京中央銀行の銀行員役」と話し始める坪倉に、加治が「終わった終わった!」とツッコむなど、和気あいあいとした雰囲気で進行。役どころについて坪倉は「カタブツでナルシストだからムカつかれてめちゃくちゃにされる。だから倍返しですよね」と冗談を絡めて説明した。劇中で坪倉との関わりが深いミッキーが、「俺たちは“G-BOYS”」とコンビ結成を宣言すると坪倉は、「まだ“ジイ”じゃない!」と拒否。ミッキーは「でもハゲだから……」と続け、坪倉を苦笑いさせていた。
また坪倉は、3幕4場で演じる、マライヤとサー・トビーの陰謀によって情けない姿を晒してしまうシーンを見どころに挙げる。「今まで偉そうにしてたのが急に変わる」と明かしており、緩急のある演技にも期待できそうだ。坪倉は「すごく勉強になっている。人間性でも笑いを取れると思うので、今後の我が家のコントにも生かしていけたら」という公演への意気込みとともに、「お時間ある方はぜひ俳優・坪倉由幸を観に来てください」とメッセージを送った。
東京公演は明日10月4日(金)から13日(日)、大阪公演は10月17日(木)から20日(日)まで。終演後に「ヴェニス会」「ズキアラ会」など、テーマを設けたアフタートークを実施する回も。10月9日(水)19時公演の終演後には「コメディ会」と題し、坪倉に加えて杉山、谷田部も登壇する。伯爵家に仕えるフェイビアン役の山田悠介とともに「十二夜」を解説するので、あわせてチェックしてみよう。
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