結成16年目以上の漫才師が頂点を争う大会「THE SECOND~漫才トーナメント~」の決勝戦「グランプリファイナル」が明日5月20日(土)19時から約4時間、フジテレビ系にて生放送される。出場するのは
「M-1グランプリ」
結成10年以内の“若手漫才師の大会”として2001年にスタート。毎年予選を通過した10組が決勝の舞台で熱戦を繰り広げている。大会は2010年にいったん幕を閉じたが、2015年に復活。その際、出場資格が結成15年以内に改定された。
「THE MANZAI」
1980年代の同名演芸番組をリメイクした形で、結成歴制限のない漫才コンテストとして再始動。「M-1」終了の翌年2011年から2014年まで開催された。予選を経て上位50組が「認定漫才師」に選出され、「本戦サーキット」を勝ち抜いたメンバーが決勝戦で「年間最強漫才師」の座を争った。2015年からはネタ特番として放送されている。
「THE SECOND」ファイナリストの主な戦績
金属バット
2007年結成。「M-1」は養成所NSC在学中の2006年に初出場。2010年に3回戦進出を果たす。復活後の「M-1グランプリ」では2015年から2017年まで準々決勝、2018年に初めて準決勝に進んでいる。ラストイヤーの2022年は準々決勝で敗退、ワイルドカード枠で復活したが、大会ルールにより敗者復活戦には出場できなかった。「THE MANZAI」では2013年と2014年に2回戦進出。「THE SECOND」の「開幕戦ノックアウトステージ32→16」にて、出場辞退となった対戦相手・東京ダイナマイトのネタをコピーして披露し、話題に。
マシンガンズ
1998年結成。「M-1グランプリ」で2007年と2008年に準決勝進出。「THE MANZAI」では2012年と2014年に認定漫才師となった。ほかには、2008年に「決戦!お笑い有楽城」(ニッポン放送)の第1回、2020年に「お笑い成人式」(BSフジ)の第1回で優勝を果たしている。ゴミの専門家として活躍する滝沢と、発明家としても注目を集めつつある西堀。「THE SECOND」のファイナリスト8組が集結した記者会見で、西堀は「俺たちが大会の趣旨に一番合ってる!」(西堀)と自負を覗かせた。
スピードワゴン
1998年結成。「M-1」では2002年、2003年に決勝進出。2008年まで出場した。初出場だった2002年は敗者復活戦を制したが、「謹んで断らせていただきます」と述べた小沢。MCのはりけ~んずには「半分泣いているやないか!」とツッコまれていた。結果は7位。2003年は8位だった。「THE MANZAI」では2014年認定漫才師。なお2013年にネタライブ「東京センターマイク」を立ち上げ、定期的に新ネタを披露している。第1回には流れ星☆、三四郎、ウエストランドらが出演した。
三四郎
2005年結成。「M-1」では2016年から18年までの準決勝進出が最高成績。2020年のラストイヤーは準々決勝で終えた。「THE MANZAI」では2013年、14年に認定漫才師。フジテレビの夏の催し「お台場合衆国」の中で行われた「認定漫才師50組お披露目イベント」では、小宮がのちに「THE SECOND」準決勝で対戦することになる流れ星☆と「滑舌の悪さ」を巡るやり取りを繰り広げていた。2015年にはネタ番組としての「THE MANZAI」にてコンテスト形式の「プレマスターズ」を勝ち抜き、「プレミアマスターズ」への出演権を獲得。
ギャロップ
2003年結成。「M-1グランプリ」では2006年から2009年までの4年連続で準決勝進出。2010年以降は準々決勝の壁を越えられず苦戦するが、ラストイヤーの2018年は9年ぶりに準決勝進出し、勢いそのままに決勝まで勝ち進み8位となった。「THE MANZAI」では2011年から2014年までの4年連続で2回戦進出。2008年に「ABCお笑い新人グランプリ」、2009年に「NHK上方漫才コンテスト」で優勝している。毛利はDJ KELLYとしても活動。林は「みんな生えすぎちゃう?」の挨拶でおなじみ。
テンダラー
1994年結成。「M-1」は2001年から2005年までセミファイナリスト。「THE MANZAI」は第1回、第2回大会で決勝進出を果たしている。2013年は認定漫才師として本戦サーキット出場、2014年は2回戦進出。2013年に「上方漫才大賞 」奨励賞、2015年に大賞を受賞し、「THE MANZAI」でも最高顧問であるビートたけしからの評価も高い。バトル形式での「THE SECOND」でタイトル獲得なるか。
超新塾
2001年結成。メンバーの脱退・加入を経て現在の5人組に。イーグル溝神とタイガー福田は「禅」として「エンタの神様」(日本テレビ)などにも出演している。「M-1グランプリ」では2006年と2007年に準決勝進出。「THE MANZAI」では2013年に認定漫才師に選ばれた。「爆笑オンエアバトル」(NHK総合)では成績優秀者の証である「ゴールドバトラー」の称号を獲得。2007年から2009年までの3年連続で同番組のチャンピオン大会に出場した。
囲碁将棋
2004年結成。「M-1」には2003年から2019年まで出場。2010年大会では準決勝10位で、決勝進出まであとわずかだった。ラストイヤーは敗者復活戦最下位。「THE MANZAI」はすべての回で認定漫才師に。第1回大会は決勝進出を果たしている。 2014年大会では本戦サーキット3戦目で1位となり、根建が「うれしい!」を連呼しながら膝立ちし、サッカーの三浦知良選手のような喜び方を披露した。
「THE SECOND」グランプリファイナル
トーナメント第1試合は金属バットVSマシンガンズ、第2試合はスピードワゴンVS三四郎、第3試合はギャロップVSテンダラー、第4試合は超新塾VS囲碁将棋という対戦カード。2戦目以降の先攻後攻は初戦の得点が高い組に選択権がある。MCは東野幸治。大会アンバサダーの松本人志も登場する。
振り返ると、「THE MANZAI」には「THE SECOND」出場芸人が多数参戦していた。「M-1グランプリ2022」王者のウエストランドも結成3年目で認定漫才師に選ばれている。ラスト大会の優勝を飾った博多華丸・大吉は、当時結成24年目。優勝会見で「キャリアの制限がないTHE MANZAIのおかげです」と「プロの漫才師であること」のみが出場条件だった「THE MANZAI」に感謝を述べたことも印象的だった。結成16年目以上の大会「THE SECOND」でも、今まで芸歴のくくりで活躍のチャンスが回ってこなかった漫才師たちに、スポットが当てられる。
フジテレビ開局65周年×吉本興業110周年 特別番組「THE SECOND~漫才トーナメント~」
フジテレビ系 2023年5月20日(土)19:00~23:10
<出演者>
金属バット / マシンガンズ / スピードワゴン / 三四郎 / ギャロップ / テンダラー / 超新塾 / 囲碁将棋
司会:東野幸治 / 宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
リポーター:小室瑛莉子(フジテレビアナウンサー)
アンバサダー:松本人志
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きょうこ2 @nomu_nomu894
関西コテコテ漫才好きとしては
テンダラー一択です!
頑張ってや! https://t.co/Lkjae2iKUo