平均年齢15歳のフレッシュなアイドルグループ、風光ル梟が11月22日にリリースするミニアルバム「風光ル梟」でメジャーデビューを果たした。結成からわずか3カ月で「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」「@JAM EXPO 2017」への出演を果たし、「23区制覇ライブ」という大胆な企画も成功に収めた彼女たち。10月29日に行われた「東京都23区制覇ライブ達成式」に登壇した直後のメンバー4人とプレーイングプロデューサーのMisakiに話を聞いた。
取材・文 / 真貝聡 撮影 / 草場雄介
区を制覇していくごとにお客さんとの距離が縮まった
──「23区制覇ライブ」の達成式おつかれさまでした!
一同 ありがとうございます!
──僕もファンの方に混じって、観させていただきました。
Misaki そうだったんですね! ありがとうございます。
──歌もダンスもすごくカッコよかったです。ただ、2300人を目標にしていた寄せ書きの数が、ふたを開けたら500人分しか集まらなかったという……。
Misaki そ、そうなんです。
──ああいう公約って、大抵の場合は達成されるじゃないですか。
Misaki そこは嘘はつかないでいこうって決めてました。
──「本当にガチなんだ」って好感が持てました。
Misaki ありがとうございます(笑)。
──まずは読者の方にもわかるように、「23区制覇ライブ」とは一体どういうものなのか教えてください。
Misaki 私たちは「ジョーカー~ギャングロード~」というスマホ用ゲームアプリのオフィシャルパートナーをやらせていただいてまして。その作品は、主人公が広島から上京して23区を制覇するストーリーなんですね。で、私たちも全員が地方出身だったので、作品と同じように東京23区制覇をするために今日までライブをしてきました。
──先ほど23区目のライブを終えて、ファンの方たちと達成式をしていたわけですね。
植木美心 そうなんです!
──都内でライブをするだけではなくて、条件も課してましたね。2300人以上の寄せ書きを集めたら、風光ル梟の4人が「ジョーカー~ギャングロード~」にキャラクターとして登場する、と。
Misaki はい。
──結果は目標人数を達成できませんでしたが、今後もライブで寄せ書きを集めるという約束で、4人がゲームキャラクターになることが決まって。
美心 今日の達成式で私たちがキャラクターになっているイラストを見たときは、すごくうれしかったです。
Misaki メンバーには寄せ書きの数を教えていなかったので、本当にサプライズでしたね。「キャラクターになれるのかな」って不安を抱えながら4人はステージに立ってました(笑)。
──23区制覇ライブを終えてみていかがですか?
美心 長かったようで短く感じました。いろんな区で新しい発見と言うか「もっとこうしたらよかった」って気付くことが多かったです。ビラ配りとか、うちわ配りとかもさせていただいたんですけど、雨の日はなかなか受け取ってってもらえないので自分たちなりに工夫して。
山崎カノン 23区でライブをするって聞いたときは、長い道のりだなと思ってたんですけど、実際にやってみたらあっという間に感じて。今日までとにかく楽しかったですね。いい経験になったと思います。
──皆さんは中学生と高校生だから普段は学校へ通っているわけじゃないですか。そんな中で8月5日にスタートして、10月29日にすべて制覇するってかなりのハイペースですよね。
大西凜 1日に2区とか3区とかを回る日もあって。区を制覇していくごとにお客さんとの距離が縮まっていくというか、より私たちを知ってもらえた気がします。
──1日に3区を回ってライブするのはすごいですよ。
Misaki 序盤に1日3区を回ったときは、みんな「(疲れた声で)次はどこの区だっけー!?」ってなっていたんですけど。23区を一緒に回ってくださったり、地方から来てくださっているファンの方もいたので、その人たちの気持ちを考えると「全ステージを元気いっぱいでやらなきゃダメだ!」って。応援してくださる方からパワーをもらいながら続けてくることができました。
──今回のインタビューでは、そんな風光ル梟とは何者なんだ?というところに迫っていければと思ってます。
一同 お願いします!
美心とカノンが引っ張っていける活動形態があってもいい
──美心さん、カノンさん、Misakiさんは風光ル梟を結成する前から、5人組ダンスボーカルユニット・Dancing Dollsのメンバーとして活動されてたわけですが、新しくグループを作ることはどんな流れで決まったんですか?
Misaki 美心とカノンは、2年前にDancing Dollsの新メンバーとして加入してきてくれて。2人が活躍する幅を広げていくために、彼女たちが引っ張っていけるような活動形態があってもいいんじゃないかなと思って、風光ル梟を結成することになりました。私自身はDancing Dollsより、もっとプロデュースに力を入れたいという気持ちがあって、プレーイングプロデューサーという立場で活動していくことになりました。
──美心さん、カノンさんは新しいグループができると決まったとき、どんな心境でした?
カノン うれしかったです。Dancing Dollsとは違って最年長になるので、気を引き締めていかなきゃって。「この子たちを引っ張っていかないといけない」っていう気持ちはありますね。
美心 私もこのグループではわりと歳上のほうなので、カノン氏が言ったみたいに責任感が強くなりました。あとはメインボーカルを務めさせていただくことになって、自分にとって特別なグループなのでDancing Dollsと並行してがんばりたいなと思います。
次のページ »
小学6年生の頃から「この業界でがんばって生きよう」って
- 風光ル梟「風光ル梟」
- 2017年11月22日発売 / 日本クラウン
-
Type-A [CD+DVD]
2500円 / CRCP-40532 -
Type-B [CD]
2000円 / CRCP-40533
- CD収録曲
-
- Intro ~猛禽の女神~
- 梟伝説
- 翼 -TSUBASA-
- 夢の国
- 初めて恋を知って
- トキメキ♡バレンタイン
- 上京Story
- Type-A DVD収録内容
-
- 翼 -TSUBASA-(Music Clip)
- 翼 -TSUBASA-(Making Clip)
- Bonus映像
スマートフォンアプリ「ジョーカー ~ギャングロード~」 web CM動画
- 「梟伝説」歌編
- ガチャ編(TYPE-A, B, C, D, E, F)
- 風光ル梟、メジャーデビューミニアルバム「風光ル梟」リリース記念 ミニライブ&購入者限定特典会
-
- 2017年11月23日(木)埼玉県 イオンモール羽生 専門店街1階:西コート
START 12:00 - 2017年11月24日(金)東京都 ニコニコ本社 B2F イベントスペース
START 18:00 - 2017年11月25日(土)東京都 新星堂サンシャインアルタ店
1回目:START 12:00 / 2回目:START 18:00
イベント内容:観覧無料ミニライブ&予約者+購入者限定特典会
- 2017年11月23日(木)埼玉県 イオンモール羽生 専門店街1階:西コート
- 風光ル梟(カゼヒカルフクロウ)
- プレーイングプロデューサー・Misakiと、植木美心、山崎カノン、大西凜、植木琳美からなる、2017年夏に始動したアイドルグループ。風光ル梟という名前は「梟のように強く美しく羽ばたいて幸せ運ぶグループ」という意味を込めてMisakiが名付けた。結成まもなく「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」「@JAM EXPO 2017」への出演を果たし、11月にミニアルバム「風光ル梟」でメジャーデビュー。スマホ用ゲームアプリ「ジョーカー~ギャングロード~」のオフィシャルパートナーを務めており、ゲーム中にメンバーがキャラクターとして登場することが決定している。