伯林(ベルリン)―大都会交響曲
ベルリン―ダイトカイコウキョウキョク
上映時間:78分 / 製作:1927年(独)
解説 1920年代のベルリンという大都会のダイナミズムを再現したドキュメンタリー映画。文字通り都市の一日を作品の題材としており、早朝から深夜までを様々な角度から捉え、それらを再編集。ドイツ絶対映画の重鎮でもあったW・ルットマンは、映画の中に何らかのストーリー性を持ち込むことなく、都市の一日を純粋な光と影、そして運動の形態へと捉え直す。それによって、映画が本来もち得るはずの映像の純粋さと視覚の美しさを追求し、その中に都市の印象を再創造しようとした。めまぐるしいフラッシュバックやスピード感など、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の傑作「ドウロ河」などにも影響を与えたとされる、編集(W・ルットマン自身が担当)が特筆される。
スタッフ |
監督:バルター・ルットマン |
---|