“高画質反対芸人”ブラマヨがau 高画質お笑い動画をPR

本日12月14日、携帯サイト「au one お笑い」が新コンテンツ発表記者会見を行った。「au one お笑い」は、KDDIと吉本興業が10月より共同で運営している携帯電話向けお笑いサイト。サービス開始以来、お笑い芸人のムービーや着ボイスなどを多数配信している。

会見では、携帯サイト「ケータイよしもと」における1年間のコンテンツダウンロード数上昇率を集計し、「2010年ブレイク間違いなし芸人」を発表。また、既に「M-1グランプリ」2008・2009の予選と準決勝の模様を10MBの「高画質ビデオ」が配信されていることも明らかにされた。

会見の司会を務めたのは、あべこうじ。ダウンロード数上昇率1位のパンサーから順に、アームストロング（同2位）、ジャングルポケット（同3位）、チーモンチョーチュウ（4位）、LLR（5位）の5組を順次呼び込んで軽妙なトークを繰り広げた。マスコミへのアピール合戦では、各グループが持ちネタや特技などを次々に披露し、集まった記者たちを和ませる一幕も。

それぞれがひとしきり自己紹介を済ませると、「M-1グランプリ」予選ネタの高画質ビデオ配信に関するPRで「M-1グランプリ2005」王者のブラックマヨネーズがステージに登場。あべこうじに“ミスターM-1”と紹介され、気分を良くした吉田は、「確かに『M-1グランプリ2005』は伝説だと言われていますけれども」とコメント。すかさず小杉から「いつまで言うてんねん！」とツッコまれていた。「ちなみに『M-1グランプリ2008』は小手先のM-1と言われています」「言われてへんよ！」と、漫才のようなやりとりを繰り広げて記者席を沸かせた。

さらに、「ケータイよしもと」のコンテンツダウンロード数1位だったのは実は小杉の「ヒ～ハ～！」着ボイスだったことが明かされると、徐々に吉田の表情が曇り始め、「M-1の話はもう終わりですか？ 僕はどうしたらいいですか？ 記者のみなさんにお茶でも入れましょうか？」と、嫉妬にまみれた言動を繰り返した。

会見では、12月20日に原宿で行われるM-1初の公開イベント「M-1グランプリ2009パブリックビューイング」に参加することを発表したブラックマヨネーズ。一般の観客とともにM-1決勝を見ることについて、吉田は「めちゃくちゃ笑ってるお客さんを見るのはつらい」とコメントした。さらに、「2006年の決勝戦は、前年のチャンピオンということで会場で見ないといけなかったんです。新しい優勝者が決まるのを見るっていうのは、ほんまにつらいんですよ。つい昨日まで自分と付き合ってた女性が、いま目の前でチュートリアルにもうアンアン言うてるんですよ！」と語り、集まった記者たちを爆笑させていた。

「M-1グランプリ」予選動画の高画質ビデオ配信については、「高画質ということでは僕らは諸刃の剣みたいなところがある」と小杉。「高画質反対芸人ですから」と吉田も同調した。吉田は「携帯の画面は小さいから、僕は松ぼっくりみたいになるという不安を拭いきれないですね。地デジ対応テレビも、とりあえず今電気屋さんで売ってるぶんは、叩いてつぶしたろう思うてますけど」と続け、小杉も「生産が早いか、吉田がつぶすのが早いか」と、ラッダイト運動さながらの吉田の“アンチ地デジ”ぶりを煽った。

この1年を振り返って、吉田は「ヒ～ハ～に追い込まれた1年」だったと語り、「よく考えてほしいんですよ、みなさんに。一体何が面白いんですか？」と疑問をぶつけた。「お前、やめろや！相方のことそんなん言うの」と小杉。吉田は「流行語大賞にノミネートもされてないのに」と最後の最後まで小杉に嫉妬しながら会見を締めくくった。

「M-1グランプリ」高画質ビデオ配信について

「M-1グランプリ2008」「M-1グランプリ2009」の予選および準決勝で行われた漫才ネタ映像約50本を12月7日より3回にわけて順次有料配信中。価格は315円。10MBの「高画質ビデオ」の購入者には、抽選で3組6名に「M-1グランプリ2009」決勝戦観覧を招待。また、ブラックマヨネーズとサバンナと一緒に決勝戦の模様を見ることができる「M-1グランプリ2009パブリックビューイング」にも25組50名が招待される。

「M-1グランプリ2009パブリックビューイング」について

(1) 日時：2009年12月20日 18時から21時まで
(2) 場所：KDDIデザイニングスタジオ（原宿・竹下口）
(3) 観覧応募締め切り：12月16日（水）17時まで
(4) 観覧募集人数：25組50名
(5) 応募受付サイト：au one お笑い
(6) アクセス方法：au one トップ→テレビ→au one お笑い
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