昨日6月22日、
いつもは車中であるあるを歌うことをメインとした行先不明のミステリーバスツアーだが、今回の行先は三保の松原。あるあるの力を信じるRGと参加者たちが、富士山とともに三保の松原が世界遺産に登録されるよう願いを込めたツアーとなった。この日のRGは、サッカーが盛んな清水市に向かうということでメッシの姿。いざ三保の松原に向かうが、「歌うことしかできない」と、さっそく清水市あるあるを、「燃えてヒーロー」で「あるあるサンバ」「キック&あるある」とキメながら、「清水の港でヤンキー釣りする」と歌い上げた。続いて「Song for U.S.A.」で、静岡市あるある「のぞみが止らない」、餃子あるある「味の素の餃子ナメてたけどめっちゃうまい」を熱唱。初参加者が多かった車中では、「すごい」という声も。しかし調子に乗った「Englishman in New York」の川口市あるあるが大いにスベり、車中に静寂。どんな名人でも失敗することがあるというときのことわざ「RGもあるあるの誤り」と自ら例えて反省した。
その後は、Jリーグのチーム1つずつのあるある、米軍、ドイツ軍など各国の軍隊あるある、珍しいマクラーレンが横を通りかかったことに興奮して「白い雲のように」でマクラーレンあるある、フェラーリあるあるなどを連唱。そこでふと、男っぽいテーマが続いたことにふと気づいたRGは、「女の子っぽい話題も広げていきたい。逃げたと思われたくない」と、女性にマスカラのメーカーを尋ねることに。しかし、MAYBELLINE、LANCOME、dejavuなど、聞きなれない言葉にRGは困惑。「傷だらけのローラ」のローラをメーカー名に変えて、参加者からあるある教えてもらいながら、「高い」「安い」「お湯で落ちる」など、女性陣も納得のあるあるを披露し、「万物にあるあるがあることを証明した」と胸をなでおろした。
そこでファンデーションにもチャレンジしたところ、またも観客とのコラボで「無添加」「肌に優しい」などのあるあるが生まれ拍手喝采。気を良くしたRGがさらに踏み込み男女共通の話題・シャンプーに足を踏み入れたところ、これが思わぬ罠に。50名近い参加者のほとんどが違うシャンプーを使っていることがわかり、その種類の多さに呆然。中には韓国のシャンプー「呂」を使っているという人まで現れ、思わず「シャンプーショック!!」と叫んでしまった。果敢に10本以上のシャンプーあるあるを歌った後は、ショックから抜け出せないまま、一番衝撃だった「呂」にちなんで、初の1文字あるある「ろ」にチャレンジ。「翼の折れたエンジェル」にのせて、「カタカタのロは口と間違えがち」とやはりここにもあるあるが。また1つバスツアーで新たな発見をしたRGだった。
この間、サッカーの強い清水東高校に立ち寄り記念撮影。そして「ビー・バップ・ハイスクール」のロケ地・清水銀座商店街を闊歩し、さまざまなメッシショットを撮影しながら、昼食会場の河岸の市へ。新鮮な魚を堪能し、そこから車ですぐの三保の松原へ向かった。残念ながら富士山には雲がかかっており、雲を吹き飛ばそうと全員でRGを中心に円陣。「あー夏休み」にのせて三保の松原あるある「日差しがきつい」を。続けて「富士山あるあるを富士山が大好きな『One more time, One more chance』にのせて」と、歌うと次第に富士山の頂上付近が雲から見え始めたため、続けて「Bye For Now」「シーズン・イン・ザ・サン」と連続あるある。頂上まできれいにとはいかなかったものの、到着時よりはしっかり富士山の姿が見えていた。
そして、三保の松原のすぐ脇にある羽衣ホテルを訪問。実は三保の松原世界遺産登録に向けて活動している女将が、このバスツアー開催を知り、運営元に感謝のメールを送っており、その挨拶に訪れたのだった。明るい女将は登録にあきらめムードながらも、自ら作詞作曲した「三保の松原再生音頭」の歌詞コピーを全員に配り、RGと参加者は「シャシャンがシャン」の合いの手をうちながら、三保の松原登録を願った。
帰りの車中では、16時半ごろから富士山の世界遺産登録の審議が始まるというニュースが伝わり、全員ソワソワ。すでにここまでに世界遺産委員会で中国・ハニ族の登録が決定したいうことで、祝福のハニ族あるある、さらに少数民族あるあるに続き、「蝋人形の館」にのせてマレーシア・ビダユ族あるある「オランウータンと戦う」などを歌い三保の松原登録に向けて縁起を担いだ。16時30分には一行は“日本一富士山がきれいに見えるサービスエリア”として知られる富士川サービスエリアで休憩。そこには偶然、富士山登録決定の瞬間に鬼太鼓座が「一番太鼓」を鳴らすというイベントが用意されており、RGと参加者たちは、ケータイのUstreamで委員会の実況中継を聞きながら待機することに。すると、ドイツやマレーシアなど諸外国の委員たちが三保の松原に登録賛成を次々に表明。審議が難航したため、予定を延長して結果を待った。まずは富士山が登録決定。すぐに一番太鼓が重厚な音色を響かせた。そして続いて三保の松原も登録決定に。RGは目に涙を浮かべて喜び、鬼太鼓座のはからいで、鬼太鼓座とコラボをすることになった。
RGが提案したのは三保の松原再生音頭。集まった多くの人たちが手拍子と合いの手、鬼太鼓座は即興でアレンジを加えたリズム、RGは8番まである音頭を歌い、会場は大いに盛り上がった。会場に来ていた富士コミュニティエフエム放送・Radio-fからの取材にも、まだ信じられないといった様子でコメント。最後は全員から大きな拍手を受けた。なお、このときの模様は昨日6月22日のお笑いナタリーに掲載している。
バスに戻ったRGはすぐさま女将に電話。女将は「RGさんのおかげ」と感謝しながら、「再生音頭ではなく、三保の松原シャシャンがシャン音頭に変える」と声を弾ませた。しばらく興奮状態にあったRGは落ち着きを取り戻すと、「そういえば、三保の松原登録に賛成したマレーシア、ドイツとかのあるある歌った。いろいろつながった」とビックリ。「ゆっくりお湯につかりたい気分だけど、あるあるにつかりましょう!」と、「田園」にのせて、ドイツ、マレーシア、カタール、セネガルなどのあるある、プーチン大統領あるあるを「ダンシング・オールナイト」ならぬ、「プーチン・オールナイト」にのせて「目つきが怖い」と美声を張り上げた。
さらに、RGについてツイートしていた岡村よしひさ富士市議会議員にも勝手に感謝のあるある。「恋人も濡れる街角」にのせて、「校庭の芝生化進めがち」など3つのあるあるを入れ込み、「1ツイート3あるある」という大盤振る舞いを見せた。最後は、1人1人のリクエストに応えるモノマネコーナーで、井上公造、北斗晶、ネタコーナーでT-SQUARE「TRUTH」、シルバーウルフなどを披露。最後までRGショーで車中は大いに盛り上がった。RGは「みんな三保の松原の心の観光大使です。第2の故郷になったのでは。いつも以上に忘れられないメンバーになったと思います」と感謝。「これからもいろんな奇跡を起こしていきましょう!」とあるあるツアーのさらなる意気込みを見せた。このツアーの模様は、#RG0622で参加者がツイート。名場面、名写真が大量にアップされている。
次回ツアーは7月14日(日)、京都駅発着のバスツアー「アメリカ人観光客になりきって関西をめぐるあるあるミステリーバスツアー」と、翌日7月15日(月・祝)、名古屋駅発着の三重・伊勢バスツアー「僕らのお父さんお母さんの若い時の格好をして観光地を回ってみるあるあるミステリーバスツアー」。どちらも明日6月24日から国際興業オフィシャルサイトにて申し込みがスタートする。いずれも先着で完売必至。ますます人気の高まるあるあるツアーだが、まだツアー未体験の人も、すでに虜の人もぜひ諦めずに申し込んでみよう。
※記事初出時、本文に誤記がありました。訂正してお詫びいたします。
■三保の松原 世界遺産登録決定 シャシャンガシャン音頭
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