10月26日(水)、27日(木)に松竹芸能 新宿角座にて、
うしろシティは26日に初のDVD「街のコント屋さん」を発売。これに合わせて新ネタコントライブを初めて2Daysで開催した。10本の新作では、いずれも彼らの持ち味である「純粋さ」と「本音」の狭間で繰り広げられる絶妙なセリフが展開。夢を追いかける生徒と止める同級生、ピンチに立たされた警部と後輩刑事、不良とかわいそうな少年、大事な場面を迎えたサッカー部の親友同士など、さまざまな設定のもとでの2人の会話に、観客は終始爆笑となった。
ブリッジVTRでは、金子が文章を考えた「桃太郎 アメリカ編」と「桃太郎 少女マンガ編」を、阿諏訪が朗読。エンディングのトークでは、地味にそれらを録音する様子を2人が再現してみせた。もう1つのVTR「DVDお蔵入りコント」では、金子が編集した2人のコント舞台の映像を披露。金子が何を言っても笑い、阿諏訪が何を言っても笑わない観客に、阿諏訪もトークで「ひどいよー」と言いつつ、2人で収録時の楽しかった様子を語った。
ライブ後はDVD購入者限定のイベントを開催。購入者はうしろシティと写真撮影することができ、2人は要望に応えながらポーズをとったり、会話を交わしたりしながらファンに感謝していた。
なお、うしろシティは11月18日(金)19時より、東京・タワーレコード渋谷店 B1 STAGE ONEにて、さらば青春の光とともにDVD発売イベントを開催。また、11月24日(木)には恋愛小説家と同劇場にてライブ「ツーステ」を行う。
うしろシティインタビュー
――2days終えた感想は?
阿諏訪:DVD発売ということで、DVDには今まで2年間の集大成が入ったので、そこで一区切りという感じで。新しいものを見せられたかなと思います。
金子:2日間やって満席になったので、もう気持ちいいですね。
阿諏訪:平日に仕事終わり学校終わりに、面白いかどうかもわからないこのライブに。ビルの4階までね。ギャンブルしてますよ。
――今回の新ネタはどのように作っていきましたか?
金子:いつもバランスは考えるんです。ずっと僕たちしか出ないので。バランス的には割と散らばって。
阿諏訪:いろんなタイプのネタができたかな。
金子:ギリギリまで全然できなかったんですけどね。どうしてもやりたかったものとかは、「キングオブコント」終わりくらいからあったんで。まぁちょっと思うじゃないですか、負けたら負けたなりに。で、今までっぽくもありつつ、ちょっと違うこととか。「もうちょっとこうしてこうしてこうしたら……」。
阿諏訪:強豪たちに立ち向かえるんじゃないかと。
金子:自分たちに考えて。
――新ネタの中でお気に入りの登場人物は?
阿諏訪:僕は泥落闇丸(どろおとしやみまる)君。ハト見て「死ねよ!」って言っちゃうような感じの(笑)。認めたくないですけど自分の中にあるものなので、雑な感じで、やってて気持ちいいですね。
金子:お気に入りっていうとちょっと人格疑われるかもしれないんですけど、“悲しい子”が。やっててたまらない(笑)。まずこのコントの状況を話してて、喫茶店で話してたんですけど。そのときにもう。
阿諏訪:2人がそのキャラになって面白いセリフを言い合うんですけど、2人ともちょっと泣きそうになっちゃって(笑)。
金子:このネタに関しては、悲しさがキーだったんで。
阿諏訪:「健気だなぁ」みたいな。面白いんだけど、2人で笑いながらちょっと。
金子:僕も自分で自分のパートは考える訳じゃないですか。もうああいうのしか出てこなかったですね。ふざけようという気持ちがないというか。
――ライブの手応えはいかがですか?
阿諏訪:「笑っちゃうよな」っていうネタなんですけど、あれは正直芸人ウケというか、そこをいじってるんですけど、意外とあれが一番くらいにウケましたね。
金子:お客さんの勘がいいというか。あのコントに限らず、僕らもそんなに丁寧に作ってなくて。残りをお客さんが想像力でちゃんと埋めてくれて。
阿諏訪:お笑いが浸透してきてるんでしょうね。「5分くれない」っていうセリフで笑えるっていう。お客さんが頭いいなと思いますね。
――反省点はありますか?
阿諏訪:練習不足で、セリフを言うだけでいっぱいで、キャラまであまり手が回らなくて。不良キャラが結構あって1個1個が結構似てたりとか。でもストーリー上繋がってないし。そういうとこ雑でしたね。今後どっかのライブでやるときには変えていこうと思います。
金子:もっと丁寧に作ろうと思えば作れたと思うんですよ。丁寧というか、ハッキリわかりやすく。ボカしたまま出したのが、どうだったのかなぁというのが気になってます。お客さんがわかりにくいなと思う部分もあっただろうし、さっきの話みたいに思った以上に埋めてもらったり。そういう意味では、「ここを観て下さい」という提示はしてなかったかもしれないですね。「好きに観てください」という感じでしたが、良かったのかどうか。
阿諏訪:今後ほかのライブでは、よそ行きのコントに仕上がってると思います。
――発売されたばかりのDVDの見どころをお願いします。
阿諏訪:個人的には“テッパンネタ”だと思っているネタが13本も入っているので、3000円かかりますが、ぜひ家で笑って下さい。
金子:僕ら貧乏な若手芸人からしたら、3000円というのはちょっととてもじゃないけど出せないんですが、ぜひ出していただければ、これからあまりやらなくなるネタもあると思うので、そのへんをDVDで見ていただけたら。
阿諏訪:動画サイトで僕らのネタもそんなにないので。
金子:あ、じゃあこうしよう。DVDが売れるように、僕らこのDVDに入ってるネタを、やらなくなっていきます。
阿諏訪:なるほど(笑)。
「うしろシティ×恋愛小説家 ツーステ」
日時:2011年11月24日(木) 18:30開場 19:00開演
会場:松竹芸能 新宿角座
出演:うしろシティ / 恋愛小説家
料金:前売1500円 当日1800円
チケット:チケットぴあ Pコード597-690
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