低音ボイスに白羽の矢、サンド富澤が声優初挑戦

今秋公開予定のアニメ映画「とある飛空士への追憶」（監督・宍戸淳）で、サンドウィッチマン富澤が声優に初挑戦することがわかった。

本作は「時をかける少女」「サマーウォーズ」（ともに細田守監督）などを世に送り出したアニメスタジオ・マッドハウスの最新作。2008年に発売され、身分違いの恋のせつなさや空戦の迫力などが話題となった同名の長編小説（犬村小六・作）をもとに、待望の映画化が実現した。

富澤は、主人公・シャルル（声・神木隆之介）のライバルであり、シャルルとヒロイン・ファナ（声・竹富聖花）の旅路における最大の壁となる敵・千々石（ちぢわ）役を演じる。千々石の持ち味として描かれる“サムライスピリッツ”や圧倒的な存在感が、低音ボイスが持ち味の富澤と見事リンクし、今回白羽の矢が立った。

原作の素晴らしさにほれ込んだ富澤は「声優の仕事はこの作品が初めて。以前からやりたかったので最高に嬉しいです」とコメント。最新鋭の戦闘機を操縦する飛空中尉でクールなキャラクターの千々石を、果たして富澤がどう演じるのか、ぜひ注目しておこう。