視聴者驚かせたセットの数々を振り返る「8時だョ！全員集合」展、本日より

本日2月21日から24日（金）までの4日間、「8時だョ！全員集合」のセットを手がけたことで知られる美術デザイナー・山田満郎氏のセットデザイン展が東京・調布市文化会館たづくりで開かれている。

山田氏はTBSに入社以来、さまざまなバラエティ番組のセットデザインを担当。「8時だョ！全員集合」には第1回から約15年間参加しており、1980年には優れた舞台・テレビデザインを表彰する伊藤熹朔賞を受賞した。TBSを退社後は東放学園専門学校テレビ美術科で学生の教育に尽力したが、昨年に肝臓がんのため死去。彼の作品を改めて世に伝えるべく、親族や同僚がテレビ美術科と共同して今回の展覧会「覚えていますか？『8時だョ！全員集合』山田満郎セットデザイン展」を企画した。

展覧会では「8時だョ！全員集合」に登場したセットの写真とそのデザイン図を多数展示。さらに車を飛ばすシーンの実験の模様を記録した資料や、1971年に放送された「ナチ対ドリフ、地下水道の激突」のセットのミニチュア模型、回転するセットの仕組みを簡易的に再現した装置なども用意されている。視聴者を驚かせるアイデアの数々を実現させていった山田氏の功績を会場で感じてみては。

なお調布市文化会館たづくりでは東放学園の「テレビ美術科卒業制作展2017」も同時開催されている。