松本人志の尼崎凱旋公演が盛況「すべらない話」ライブ初陣

本日4月29日、兵庫・あましんアルカイックホールにて「『人志松本のすべらない話』プレミアムライブsupported by uP!!!」が開催され、松本人志をはじめ、千原ジュニア、宮川大輔、矢野・兵動の兵動、小籔千豊、雨上がり決死隊・宮迫が出演した。

このライブは「人志松本のすべらない話」（フジテレビ系）10周年企画のメインイベントとして行われるプレミアムライブの第1回公演。会場の尼崎は松本の地元で、場内を満席に埋め尽くす1800名によって盛況を呈した。

オープニングで松本ら6人は客席側の扉から出現し、ファンに容赦なく身体を触られながらステージに上る。松本の第一声は「こんなに多いとは思わなかった！ ビックリした！」。地元でのライブに「できたら早めに来て散歩したかった」と愛郷心をにじませ、尼崎で過ごした学生時代のエピソードを矢継ぎ早に披露したが、小籔に「今のところロクな思い出ないですよ！」と指摘されていた。

すべらない話の本編は、松本による「尼崎の怪事件」で幕開け。その後、小籔の「ハートの強い先輩のギャグ」、ジュニアの「妙齢の女性に逆ナンされた話」など長尺の語りが続く。兵動は西川きよしとのエピソードをモノマネを交えて展開。宮迫は「ポンコツなマネージャー」の思い出で憤りをぶちまけた。ライブという利点を最大限に活かしたのは大輔。話のオチらしきものが告げられた瞬間、芸人は総立ちで大輔に詰め寄り、松本は満面の笑みを浮かべながらも「そんな話は忘れてしまえ！」と叱り付けていた。

後半は終了時刻の関係もあり、短めの話が連発。松本の「えげつないおっさん」、小籔の「嫁に叱られた話」といったすべらない話で下ネタが目立ち始める。ラストは、宮迫が父親に関する恥ずかしい話で場内のどよめきを誘い、松本が「こんな最後イヤやー！」と叫びながら約2時間の公演は締めくくられた。

客席には、関西の若手枠としてオーディションで選抜された、テンダラー浜本、宇都宮まき、りあるキッズ長田、スーパーマラドーナ武智、ジョニーレオポン河内、ゆりやんレトリィバァ、雷ジャクソン高本が着席。サイコロの「★」で彼らの出番になるというルールによって、浜本が「サバンナ八木」、長田が「酒癖の悪い先輩」をテーマにすべらない話をステージで披露した。

ライブ終了後には場内で記者取材会が行われ、松本が尼崎について「自転車で走り回っていた場所」と回想しながら「本当に変わってしまう前にもう一度尼崎を見てみたい」とコメント。「家族は会場に来た？」という質問には「オカンが『行ったらやりにくいやろ』と“通”みたいなことを言っていた」と明かす。また「浜田さんがサプライズ出演する案もあったのでは？」という問いには「僕は“尼の星”ですけど、彼は“尼の恥さらし”ですから（笑）」と相方をおとしめて笑いを誘った。

なお「すべらない話」プレミアムライブの第2回目は、7月13日（日）に北海道・札幌市民ホールで行われることが発表された。

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