フジテレビの“冒険”、今田耕司ら噺家バラエティに手応え

2014年3月20日 11:00 167 16 お笑いナタリー編集部

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今田耕司、壇蜜、立川談春が司会を務めるバラエティ番組「噺家が闇夜にコソコソ」（フジテレビ）が、既報の通り3月31日（月）深夜にスタート。昨日3月19日に初回収録が行われ、司会の3人がレギュラー化への思いを語った。

「噺家が闇夜にコソコソ」司会の（左から）立川談春、今田耕司、壇蜜。(c)フジテレビ

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昨年2013年12月に放送された特番が好評を博し、レギュラー化が決定した同番組。人気落語家たちが話題のニュースの現場に自ら出向いて取材を行い、その題材を巧みな話術と独自の切り口で仕上げた「噺」を披露する。また若手落語家が奮闘する「ニュース大喜利」のコーナーも見どころだ。

今田は「みんなキャラがあって若手（の落語家）も面白い。こんなに面白い人がたくさんいるということが伝えられたら」と番組に意気込み。壇蜜も「噺家さんを知ってもらえるよいきっかけになるのでは。寄席に足を運ぶお客さんが増えることがこの番組の成功の証」と落語がより多くの層に浸透していくことを期待する。

談春はかつての落語番組を引き合いに出し、「フジテレビでこういう番組をやれるのは何より落語家が驚いているし、ありがたい」とコメント。さらに「今田耕司、壇蜜と同じ空気を吸う、つまりトップを張っている人に直接会うっていうのは僕らの時代ではなかった。会話を盛り上げていくこと、話を振られたときにどうやって返すかっていうのを、あの歳とかキャリアで知るというのは、飛躍的に（若手は）みんな変わると思う。すごいチャンスをもらったと思います」と語った。

「次の（世代の）人がこの番組から出てくれたらいいですね。（収録の様子を見て）この人たちが何年後かにバラエティでひな壇に座ってしゃべってることって全然あることやろうなと。そうなったらうれしい」と今田。ほかの2人も「マイナスになるかもしれないけど落語家っぽい空気は残す」（談春）、「間口を広く、垣根を低く、ではなく、あえてとっつきにくくやっていけたら。昔ながらの感覚が今の世代の方々にどう伝わるかは冒険ですが、ボックスの中に入っている1つのショーとして見ていただけたらなと思います」（壇蜜）とほかの番組にはない独自の雰囲気をアピールした。