「無学 鶴の間」第24回レポート
お前らオモロいから自信持て
「本当に、お世辞じゃないですけど、こんな奴らおったんやなって。準優勝したり、ええところまで行ってるんやけど、優勝はしていないんですよ。でもオモロいんですよ。フリーでしゃべるのもめっちゃオモロいんですよね」
鶴瓶が切り出す。
その紹介の言葉にゲストは「芸人」なのだとピンとくる。「無学 鶴の間」には、俳優や音楽家、タレントなど名だたるゲストが訪れるが、特にそれが「芸人」の場合、鶴瓶は、「もっと出てきてほしい」と思っている後輩芸人たちに焦点を当てることが多いように思う。「無学 鶴の間」が、配信で多くの人に観てもらえるからという理由もあるのだろう。
「こいつら、25年くらいやっているんです」と鶴瓶は続ける。「無学」という、自身が持つ「場」があることの強み。そして、誰がゲストかわからないのに応募が殺到する、鶴瓶が呼ぶなら間違いないという、観客からの信頼感。
「マシンガンズです、どうぞ」という鶴瓶の呼び込みに、観客がワッと沸いた。
2023年の「THE SECOND」の決勝戦、「ネタがもうない」と自分たちを曝け出し、その場で起きていることを織り込みながらの即興性のある漫才は衝撃だった。「THE SECOND」以降、テレビの露出も増えた彼らの登場に、観客から大きな拍手が起こった。
「うれしいですね。何人か手も振ってくれて」と滝沢秀一が口に出すと、「好意的でうれしいです」と西堀亮も頷く。まずはマシンガンズの漫才からスタート。
「マシンガンズのこと知ってるという人!」、滝沢が観客に問いかけると、全員が拍手を送った。しかし、「その中でマシンガンズのこと好きだという人!」という問いに手を挙げたのは3人。「おい!」と2人の鋭いツッコミが響き、会場は大爆笑。
「みんな、知ってるけど好きじゃない!って! 知ってるなら好きでいいじゃない!」
お客さんがマシンガンズとのやりとりを面白がっているのが見て取れる。
「大阪まで来て、こんなに歓迎されたことなかった。最高だよね」と言った西堀の言葉がその証拠だろう。
「俺らね、先ほど紹介していただいたように、26年くらいやっていて、ひどい仕事も結構やってきたんですよ」と滝沢が切り出す。「我々、ホントに地獄を見てますよ」と西堀。
「営業って、みなさんわかります?」
「全国行って、いろんなところで漫才やったりするんですよ」
「今日はいいよな」
「今日はめちゃくちゃいいよ。何がいいって、今日は屋根があるよ。ホントね、屋根があるって最高なんだよ!」
そこから、茨城の自動車教習所のS字カーブに敷いてあったブルーシートの上でやった漫才や、千葉の植樹祭で子供2人と犬8匹の前で披露した漫才の話など、下積み時代ならではの営業エピソード、それに対するボヤキを畳み掛けていくのだ。どの話も彼らが実際に体験した話ばかりだから、その腹立たしさも臨場感があって面白く、次々に飛び出す話にドッと笑いが起きていった。
鶴瓶が再び登場しての3人のトーク、開口一番、鶴瓶は、マシンガンズの笑いは、「ネタという感じではなく、自分でほんまに思っていることしゃべってる」と言う。それは、鶴瓶の「日常が一番面白い」という笑いの信念にも重なっている。
鶴瓶 これだけフリーでしゃべれるってね、大阪の人間はめっちゃ喜ぶよ。ほとんど、ほんまに思ってることやろ?
西堀 そうですね(笑)。
滝沢 でも今日なんか、大阪のお客様、あったかいほうですよ。
鶴瓶 いやいや、ほんまにオモロいから。お前ら、自信持てよ!
西堀 ワハハ! なんでゲストに説教するんだよー!
鶴瓶 オモロいと思ってるから呼んでるのにやな。
滝沢 いやいや、俺ら、大阪でウケたことないんですよ。スタジオとかでもネタやってもまったくシーンみたいになって。タチが悪いのは、大阪の人たちってお笑いに厳しいじゃないですか。
鶴瓶 いや、そんなことないよ。
滝沢 出待ちしてまでダメ出しするお客さんとかいるんですよ。
鶴瓶 え、そんなんおんの?
滝沢 「自分、勉強せなあかんで!」って。腹立つんですよ、それが。
西堀 「ごめんなあ、昔から吉本見てるからな」とか。関係ねえじゃねえか、馬鹿野郎!
滝沢 きったねえ阪神タイガースの帽子かぶって!
鶴瓶 ワハハハハ!
滝沢 古びてるから黄色いところが白くなってる。
鶴瓶 そんなの、おかしい奴っちゃねん(笑)。
「2人で怒る」スタイルができるまで
自分たちの身に降りかかった出来事や、日常の中で気になったことを掬い取っていく2人のトークは、感情が伴って表情豊かに起伏する。鶴瓶もそれに乗って、自身に起きた出来事を重ねる。2人の出身地の話から、全国を回る中で一番おいしかった特産品の話、ファンの人からの贈り物、ファンの人から声をかけられる話など、互いのさまざまなエピソードが絡み合って、話題が次々に転がっていった。
鶴瓶 一般の人ってオモロい人多いよね。
西堀 普通に話しかけてくるもんね。
滝沢 そうね。
西堀 客席から話しかけられたこともある。
鶴瓶 俺もあるある。
西堀 俺が「いやあ、今日はね、ほんとうにたくさん人がいますね」って言ったら、「そうね」って。
鶴瓶 ワハハ!
西堀 あれ、俺が話してるの、この人だけじゃないのに、って思うけど(笑)。
鶴瓶 不思議な人いてるで。声かけてきて、「『仰天ニュース』見てる」って。「『きらきらアフロTM』も見てる」言うから、「じゃあ、ファンですね」って言ったら、「ファンじゃない」って。なんで? ファンでええやん。
滝沢・西堀 ワハハ!
鶴瓶 一番酷かったのは、新大阪で1000円持ってきて、「鶴瓶ちゃ~ん」って来はったから、「なんですか?」と言ったら、「崩して~」って言わはった。
西堀 ワハハ! 最高ですね!
滝沢 どういうつもりなんでしょうね。
西堀 小銭持ってるイメージだったんですかね。
鶴瓶 替えてあげたけど。「500円も入っていいですか」って(笑)。
マシンガンズは1998年に結成。東京都足立区出身の滝沢と北海道札幌市出身の西堀がなぜコンビを組んだのか。「2人はどんな出会いやねん」、鶴瓶が尋ねると、西堀がおかしそうに出会いを振り返った。
西堀 お互い東京と北海道で、お笑いやろうと思って東京出てきてお笑いの学校に入ろうと思ったけど、お笑いの学校って結構高いんです、授業料が。で、半年間で2万円ぐらいのお笑いの学校見つけたんだよな。
滝沢 そうなんですよ。
鶴瓶 ちょっと待って。半年で2万円!?
滝沢 あるんですよ。
西堀 他は60万とかするんですよ。これしかないと思って入ってみたら、区がやってるカルチャースクールの中のお笑い講座だったんですよ。
鶴瓶 ウフフ。
西堀 隣、ドライフラワー講座とか。その中の、わりと年を行った方々がユーモアを身に付けたい、そういう人たちの集まる会に我々参加したんですよ。
滝沢 「ユーモア講座」っていうので、僕らは間違って入ったんですね。周りの人たちは、部下とコミュニケーションを取りたい上司とか。
西堀 定年後に友達がいないから友達を作りたいとか。そういうのでユーモアを身につけたいみたいな中に、本気で目指してる2人が入ったんですよ。今思うと俺たちも引いてたけど、向こうも引いてたよな。なんで本気なんだよ!って(笑)。
そんな「勘違い」からの出会いだったが、本気でお笑いを目指していた2人は意気投合。結成して5年は滝沢がボケで西堀がツッコミだったが、「全然ウケなくて、可哀想になるくらいウケなくて」という理由でポジションを交代。しかしそれでも「可哀想なくらいウケなくて」、もうお笑いへの道は諦めようと話し合った末、「2人とも思ったことを言って、もう辞めようと。それで客の悪口を言い出したんです。そしたら異常にウケたんですよね」と滝沢。そこから今のマシンガンズの「2人で怒る」スタイルができていったそうだ。
とはいえ、売れない時代は長かった。「『THE SECOND』まで、何も仕事がなかったんです」と滝沢。それを聞いて、鶴瓶、「オモロいよ、お前ら、自信持てや!」とフォロー。しかし滝沢、「いや、その前もちょっと出させてもらったりもありましたけど、それはお笑いブームみたいなことにちょっと乗っただけで、自分たちの実力でもないんですよね」と、あくまで自分たちの実力を認めない。
我慢ならず、「お前ら、自信持て! お前ら、オモロいって!」と力説する鶴瓶。「信じてくれ。オモロなかったら、ここに呼ばないって!」。その言い回しがお決まりのようになって、観客は大笑い。
「でも東京の人は、大阪が怖いっていう人多いな。大阪だとウケないって」と鶴瓶。
西堀は頷き、「やっぱり苦戦しますね。いや、今日は別ですよ。収録とかで袖から出てくるじゃないですか。出る瞬間にもうちょっとスベッてることあるんですよ」と話す。
滝沢が鶴瓶に聞いた。
「反応が来ないなと思うときはないんですか?」
鶴瓶は考えながらも、「来ないでもええって思ってる。いずれ来るやろうと。あんまりせっついてね、これ笑え、これ笑え、と思わない。俺、わりとゆっくりしゃべっていくから、だんだん、ここやな、と思いながらしゃべるというか」
約2時間を1人でしゃべり通す「鶴瓶噺」も、「絶対全部がハマるとは思ってへんから、ゆっくり、これどう? これどう? これどう?って進めていく」。それもすべて、「こんなことがあった」という実際に起きた話ばかりだから、ここで笑わせようと決めているわけではない。ただただ、「こんなことあった」という本当に起きたことを、ひとつよりふたつ、ふたつよりみっつ、と積み重ねていくことで、何気ない日常の中にこれほどに面白さが詰まっているのだと、聞き手が気づいていくのだ。
嫌なこともネタにできてラッキー
鶴瓶 お前らもあるやろ? なんでこんなこと起きるの?っていうこと。
西堀 ありますよ。遭遇しますよ。
鶴瓶 俺ね、近所の神社にお参りして、朝ね、カランカランとやったら、ドーンって鈴落ちてきたことあった。
西堀 え!
滝沢 マジすか! 縁起悪っ!
西堀 そんなこと、なかなか普通の人は起きないですよ!
鶴瓶 日常起きることが一番オモロいと思ってるからね。その神社にもあらためて訪ねていって、氏子の総代さんとも会った。その人も言ってはった。「験が悪いなあ」って。
西堀 ワハハ! それを前向きに捉えてるからいいですよね。俺なんかちょっと人に言えないですもんね。鈴落ちてきたら。
滝沢 その瞬間、これ話せるってすぐに思うんですか?
鶴瓶 いや、話せるとか思ってないんやけど、びっくりするやんか。ラジオやってるからラジオでしゃべるやんか。「今日鈴落ちてきたわ」って。そのまま陰にこもってたら験悪いことやなと思うけど、言うとどんどん解消していって、全然そんな験悪いとは思わないよな。
西堀 ああ、そうかそうか。我々もネタ上、嫌なことがあると少しだけ、ありがとうって思います。ネタにするねって思って許せることはありますね。
鶴瓶 そうやね。俺ら、たまたまこういう仕事やから、ラッキーよね。こんな仕事に就けたっていうのは。
西堀 じゃあ、芸風が似てますね。
鶴瓶 似てる似てる。そう、だから似てんねん。だからこの人たちオモロいなあ、似てるなって思ってたよ。
西堀 いや、ありがとうございます。
滝沢 ありがとうございます。
鶴瓶 自信持てや!
西堀・滝沢 ワハハ!
鶴瓶 たぶん、そう思う感情が似てるよね。
滝沢 そうですね。僕らなんかも、ネットとかで悪口言われたらラッキーだなってやっぱ思うから。「マシンガンズ、あれとあれとあれを見て、全部嫌いだった」って。それだけ見たら、俺らのファンなんじゃないかっていう(笑)。
鶴瓶 そうそう、ほんとそうなんや。
西堀 隈なくチェックして嫌いだって言うんですよ。前言われたのは、「朝青龍より嫌い」って。
西堀 いや、誰と比べてんだよって(笑)。
滝沢 なんで比べられてるかわからない(笑)。
夫婦のそういうのってオモロいよね
続いて、滝沢が、芸人をやりながらも、今でもライフワークとして働いているというゴミ清掃員の話へ。売れない時代、収入を得るためにゴミ収集会社に就職した滝沢だったが、その活動から見えてきたさまざまをエッセイやイラストに書き始めたことがきっかけで、ゴミ関連での書籍も多数出版し、今や、環境省のアンバサダーにも就いているのだという。ゴミは人々の生活を映し出すものだから、その仕事の経験がまた、彼らの話の幅をより広げているのだろう。
そして話題は、ゴミ分別の話から、ゴミの捨て方に「ものすごくキッチリしている」という鶴瓶の妻・玲子さんの話へとつながっていった。
玲子さんがいないときに家で食べた梅干しの種をゴミ箱に捨てた鶴瓶。しかしその種を見つけ出した玲子さんから、この捨て方だと匂うと注意される。「新聞を巻いて紙袋に入れたら匂わないの、と言われたんよ。キッチリしてんねん。だから嫁のいないときは、俺は梅干しは食べない。ほり方がわからない」と苦笑。
そこからは、それぞれの家庭での夫婦のエピソードが飛び出し、3人の恐妻家としての一面が顕になっていく。
しかし嫁からどんなに注意されても、「絶対言い返したらあかん!」と鶴瓶。それには2人も大きく頷き、「絶対言い返しちゃダメ!」。
鶴瓶 俺、結婚して52年やで。喧嘩したことないねん。
滝沢 ほんとですか!? それは師匠が折れるからですか?
鶴瓶 折れるから、と言うか……。
西堀 ワハハ! さっきは不満気な感じでしたけど。
鶴瓶 いや、不満ではないけれど、梅干しの種を発見してくれたっていうか(苦笑)。
滝沢 ワハハ! 52年にもなるとそのくらいになるんですね。
鶴瓶 「ちょっと」って言われたらものすごい怖い。「ちょっと」って言うから「何?」って言うたら、「電気ついてるよ、これ」、「あ、すまんすまん」って消す。「ちょっと」「はい」「引き出し開いてるやんか」、「ちょっと」「はい」「歯磨きの蓋をもっときちっと閉めて」「あ、わかりました」。
西堀 ……。
鶴瓶 それで、俺、電気、嫁がつけたままほったらかしてたの発見したんや。
滝沢 逆に発見した! じゃあ、呼びましょうよ、奥さんを。
鶴瓶 「ちょっと。玲子」。ものすごいうれしかったんや。「電気ついてるやんか」と言ったら、言い方が悪かったんやろな。「消したらええやんか」。
西堀 ワハハ! でもそれはそうなるか!
鶴瓶 「消したらええやん」って、そりゃそうや、そりゃそうやけど!
西堀 「普段言うじゃないか、君は!」とかにはならないんですか!?
鶴瓶 アホやな、お前。そんなん言うわけないわ!
滝沢 奥さんって、呼びますよね?
鶴瓶 そうそう、呼ばれんねん。
滝沢 遠くからね。
西堀 犬だと思ってるんですかね。
滝沢 僕、「しゅうちゃん」って呼ばれてるんですけど、「しゅうちゃん」って呼ばれたら「はい!」って返事するのが一連の流れになっているんですけど、子供が初めて覚えた言葉が「しゅうたん、はい!」だったんですよ。よく言うから。
鶴瓶 ワハハ! お前はどうやねん。
西堀 僕も呼ばれますよ。そして、ダメな箇所を、毎回、ちゃんと教えていただいて。優しく教えていただけるんで、「申し訳ございませんでした」と。
鶴瓶 そりゃそうやな。
西堀 いつも注意してくれてありがとうございます!
そう言って、カメラに向かって深く頭を下げる3人。「あんまりこんなん言うと、余計怒られる。あんたら3人調子乗ってたな、って」という鶴瓶の言葉に、頷きながら楽しそうに笑う3人。
嫁の愚痴を言い合いつつも、その会話からは、身近な人への愛おしさや、ずっと一緒にいるからこそ、その夫婦にしかない関係性が見えてきて、日常を積み重ねる豊かさ、人間と人間の可笑しみが伝わってくる。どこか微笑ましく、観客からの笑いも絶えない。「夫婦のそういうのってオモロいよね」と鶴瓶が続ける。「結婚してるって大事よ。いろんな幅が広がるやんか」と、そう言い、長年寄り添った夫婦の驚きのエピソードも飛び出した。
ますます自由なマシンガンズの話芸
最後、「もう一席」と鶴瓶に促され、再びマシンガンズの漫才となった。2人のフリートークの面白さも観客に伝わったあと、最初の登場よりもさらに大きな拍手が起きた。
2席目も、実際に彼らの身に降りかかった出来事へのボヤきが連発。特に、Yahoo!知恵袋に実際にマシンガンズについて書かれている悪口をプリントアウトしてきて読み出すくだりは、「鶴瓶噺」同様、「そんなことある!?」という驚きもあって、しかもそれが本当のことだからこそ、可笑しみが増す。
「オモロかった、オモロかった」と鶴瓶。「これから出てくるんとちゃう?」とポツリ言いながら、鶴瓶がマシンガンズを面白いという理由が充分に理解できた。
「無学 鶴の間」第24回目のゲストは、漫才師、マシンガンズ。そういえば、2席目の途中、プリントアウトした紙を取り出した西堀は、「我々は嫌なことがあっても、その場では言わないけれど、全部メモるタイプです」と言いながらも、手が滑ったのか、その中の一枚を舞台に落としてしまった。なんてことはないハプニングだったが、わざわざそのことを西堀は口にしはじめた。
「いつもね、俺、最初に言うじゃない。『嫌なことは全部メモるタイプです』って。もっと笑うのになと思ったら、これがヒラヒラと落ちたからなんだね」
滝沢が笑いながら、「全部言葉にしてしゃべるんだな」とすかさずツッコむと、「なんかこの空間に馴染んできたよ。別にウケなくていいやって気持ちになってきた」と西堀も笑う。
段取りを優先するのではなく、その場で起きたことを拾って、そのとき思ったことを面白がる。流れに動きが起き、即興的に笑いが生まれ、会場がふっと緩んだ。なんて面白いんだ、と思った。ますます自由になっていくマシンガンズの話芸、もっと見たいと思った。
プロフィール
笑福亭鶴瓶(ショウフクテイツルベ)
1951年12月23日生まれ。大阪府出身。1972年、6代目笑福亭松鶴のもとに入門。以降、テレビバラエティ、ドラマ、映画、ラジオ、落語などで長年にわたって活躍している。大阪・帝塚山の寄席小屋「無学」で、秘密のゲストを招いて行う「帝塚山 無学の会」を20年以上にわたって開催してきた。
マシンガンズ
滝沢秀一と西堀亮が1998年結成。優勝歴は、2008年「決戦!お笑い有楽城」(ニッポン放送)、2020年「お笑い成人式」(BSフジ)のいずれも第1回大会。2012年、14年に「THE MANZAI」認定漫才師となる。2023年、結成16年以上の漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」で準優勝しブレイクを果たした。滝沢は2012年にゴミ収集会社に就職。数々のテレビ番組や講演会にゴミの専門家として呼ばれ、ゴミ関連の著書も多数。西堀も著書「芸人という病」を昨年発売している。
滝沢秀一 (@takizawa0914) | Instagram