ティティティティ!連発、東京初開催白熱のT-1グランプリ

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昨日3月31日、東京・ルミネtheよしもとにて、「T-1グランプリ~最強たとえ王決定戦~」が東京で初めて開催された。

ルミネtheよしもとにて行われた「T-1グランプリ~最強たとえ王決定戦~」優勝者の麒麟・川島。

ルミネtheよしもとにて行われた「T-1グランプリ~最強たとえ王決定戦~」優勝者の麒麟・川島。

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「T-1グランプリ」の“T”とは“たとえ”の略で、小籔千豊笑い飯がパーソナリティを務めていたラジオ「ゴー傑P」から誕生。「例えを制する者はお笑い界を制す」というほど、お笑い界に例えは外せないということで、日々例えツッコミに磨きをかけているメンバーがその腕を競い合う。

オープニングには、選手として出場する主催者の3人と、実況・解説のザ・プラン9・浅越ゴエバッファロー吾郎Aが登場。ゴエは「転校生が双子らしいと聞いたときくらい嬉しい」と東京初開催の喜びをさっそく例えで表現してみせた。続けてAが「この人の多さ!」と例えの雰囲気を醸しだしてから、「こっから見渡すとね……じゃがいも洗ってるかと思いましたよ!」と、人の混雑を現す「芋を洗う」という言葉を使って表現。これがいまいち伝わらず、小籔から「お帰りはあちらです」とストレートに通告されていた。

出場選手は3人以外に前回優勝者ヤナギブソン、土肥ポン太麒麟インパルス板倉、天津・向、とろサーモン村田、平成ノブシコブシダイアン、コウタ・シャイニング、もう中学生が登場。全員集合すると、さっそく例えが飛び交い、ゴエから「とっておいてください!」と制される場面も。そしてAから、花瓶に入った枝葉をお題に開会宣言。「この花なき花は日本の未来を暗示しているかのようだ!」という深い宣言に思いのほか重たい空気が流れ、Aは観客に「あんたたちも気を遣って笑いなさいよ!」と叫びスベったことを掻き消そうとした。

1回戦第1試合は、平成ノブシコブシ吉村、笑い飯・哲夫、土肥、もう中の4人が対戦。最初のお題は大きすぎるジッポで、一番に口火を切った土肥は「小林旭の時代のこっから(胸ポケット)出すウィスキーの入れもんか!」で、ポイント「ティ」を3つ獲得した。ポイントは累計で、各対戦の最後に発表。独特の表現力で「ノーティ」(0ポイント)を連発してしまったもう中と、破天荒なキャラに似合わず「ティ」(1ポイント)を小刻みに取りにかかった吉村に対し、巧みな表現で高ポイントを重ねた哲夫と、ストレートな例えで「ティティティティ!」を連発した土肥が準決勝に勝ち上がった。

1回戦第2試合は、コウタ、小籔、ダイアン。お題の青い天狗のお面にすぐさま「風邪か!」と例えツッコミをしたダイアン津田が「ティティティ」と勢いをつけた。一方この天狗に小籔は一度も答えられず。しかし次のお題「国会議事堂に雷が落ちている写真」では、得意の政治ネタを絡め「ティティティティ!」を連発。ダイアン西澤も負けてはおらず、「バック・トゥ・ザ・フューチャーか!」には会場が大爆笑となった。前半「ノーティ」が続いてしまい「これ夢ちゃいますよね」と唖然としたコウタも後半善戦。混戦となったが軍配は小籔と西澤に上がった。

1回戦第3試合は平成ノブシコブシ徳井、村田、板倉、ヤナギブソン。「ティティティティ!」を連発し王者の実力を見せつけたヤナギブソンは、「座布団が乗っかった大きい脚立」に、今大会Aイチオシのセリフ「手作りテニスのレフェリー台か!」と、“手作りテニス”という造語を持ちだす躍動感を見せた。これに刺激された板倉も「電球交換に長期戦を見込んでいるのか」と例えると、ゴエは「例えがきれいですよ!」と絶賛。例えではなく推測を繰り返した徳井と、一歩踏み出しきれなかった村田を引き離し、ヤナギブソンと板倉が準決勝に進んだ。

1回戦第4試合は麒麟の川島と田村、向、笑い飯・西田。紅白風呂敷にゴーヤが3本並んでいるお題に、田村の「沖縄のお祭りか」という例えツッコミからどんどん回答が続くと、Aは思わず「baseよしもとの大楽屋でよく見た4人! それがまさかT-1で戦うとは」と感無量のコメント。続くゴリラのアップの写真でも、「散髪屋さんに飾ってある写真か」(西田)、「鼻、源氏パイか」(川島)などの好回答が連発し、向からは「飼育員さん同士が結婚するときの引き出物のジグソーパズルか」という素敵なストーリーの例えが飛び出し、会場からは笑いと拍手が沸き起こった。これにはAも「ハッピー例えが出ましたね」と興奮。しかしながら準決勝進出には届かず、川島と西田の勝利となった。

準決勝第1試合、哲夫、土肥、小籔、西澤の戦いでは、試合前から土肥が小籔に「津田のほうが面白かった」と疑惑の目。試合結果を待つときもこの小競り合いは再燃したが、決勝進出者は哲夫と西澤という結果になり、握手をしていた。準決勝第2試合、板倉、ヤナギブソン、川島、西田は「炒飯を食べる音」などの難しいお題に前半苦戦。回答数は少ないものの、大きい得点を慎重に重ねた結果、川島と西田が決勝に進出した。

決勝戦は笑い飯の2人と、西澤、川島。ルールはこれまでと異なり、10個のお題と、10個の小道具が用意され、自分でお題を自由に組み合わせることができる。組み合わせに悩んでしまう4人だったが、徐々にコツを得て、体の大きい男性にいろいろな小道具を組み合わせるなど、例えツッコミしやすいお題を発見。レベルの高い争いを見せた。

既報の通り、優勝を決めた川島は恐縮しながらも「孫が生まれたくらい嬉しいです」と満面の笑み。優勝者に贈られる例え兜をAからプレゼントされた。ところが、川島はここで「いつもアニメのTシャツを着ている向がTHE YELLOW MONKEYのTシャツを着ている。精神的に攻められた」と、反則技を告発。わざとではないと必死で否定する向だったが「でも謝ります。すみません」と一応の謝罪を見せ、場は収まった。今回も名例えが続々登場したT-1グランプリ。今後もさらなるT-1戦士の参戦を期待しよう。

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のりこ @noriko21d

2013/03/31(日) ルミネ|ティティティティ!連発、東京初開催白熱のT-1グランプリ https://t.co/ZZ6Oz2N8Jv

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